eラーニング戦略研究所は、全国の大学の教職員100名を対象に、オンライン授業の実施状況についてのアンケート調査を実施し、その結果をまとめた報告書を公開致しました。
その結果、オンライン授業の実施率は97%に上り、大学教育現場におけるオンライン授業の導入が全国的に進んでいることが明らかとなりました。導入時期は「2020年3月以前」の4.2%に対し「2020年4月~5月」は93.7%と急増しており、新型コロナウイルスの感染拡大を機にオンライン授業への移行が一気に進んだ様子が読み取れます。
一方で、緊急導入されたオンライン授業は多くの課題を浮き彫りにしています。注目すべきポイントは、(1)学生のICT環境不足、(2)教員のオンライン授業への対応力、(3)新しい大学教育の在り方の3点です。
アンケートでは大学で実践されているオンライン授業の詳細や、オンライン授業の運営を通じて見えてきた課題が明らかとなっており、今後の展望も含め、全69ページの報告書で詳しく伝えています。
- オンライン授業の実施率97%、多くが2020年4~5月に“緊急導入”
- 実習系授業は「オンラインで実施」「対面で実施」が拮抗、一方で「実施しない」も3割
- オンライン授業、実際に運営して見えてきた課題とは?
- 「オンラインと対面のハイブリッド」は進むのか。大学が見据える今後の展望
アンケート調査概要
調査目的 | 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて2020年前半に緊急導入された、 大学におけるオンライン授業の現状と課題を調査する |
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調査期間 | 2020年6月4日(木)~6月8日(月) |
調査方法 | Webアンケート方式 |
調査地区 | 全国 |
調査対象 | 大学職員・教員100名 |