eラーニング戦略研究所は、関東・中部・関西地方の学習塾の経営者や講師らを対象に、オンライン授業の実施状況に関する調査を実施し、その結果をまとめた報告書を公開致しました。
その結果、オンライン授業の導入率は58%で、そのうち「コロナの感染拡大を機に導入した」が4分の3を占めることが明らかとなりました。アンケートの回答者に都市部の塾が多いことを考えると、コロナ禍で導入が進んだとはいえ、やや少ない印象を受けます。なぜ学習塾ではオンライン授業の導入が思ったより進んでいないのでしょうか。
報告書では、アンケート結果から見えてきた2つのポイントを解説するとともに、一度はオンライン授業を導入したものの対面授業に戻したい塾が存在する点にも注目し、なぜ対面に戻したいのかその理由を探っています。そのほかオンライン授業の実施状況や課題、今後の展望まで全61ページの報告書で詳しく伝えています。
※本調査を実施したのは夏休みに入る直前の2021年7月中旬ですが、その後、感染力の高い変異株の流行拡大により学習塾でのクラスターが発生するなど事態は変わってきています。こうした事態を受け8月以降オンラインへの切り替えを行っている塾もあり、今後の動向がより一層注目されます。
【本調査結果に見るポイント】
- 学習塾におけるオンライン授業の実施率58%、コロナ禍で急速に導入が進む。
「導入率が高い塾」「提供されているオンライン授業の種類」など、実施状況が明らかに。 - なぜ学習塾ではオンライン授業の導入が進まないのか?
「未導入の理由」と「一度は導入したものの対面授業に戻したい理由」 - 96.6%がオンライン授業に“成果あり”、塾側に運営上のメリットも。全国的な感染拡大のなか今後の見通しは?
アンケート調査概要
調査目的 | コロナ禍における学習塾のオンライン授業の実施状況と課題を調査する |
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調査期間 | 2021年7月15日(木)~7月19日(月) |
調査方法 | Webアンケート方式 |
調査地区 | 東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・愛知県・大阪府・京都府・兵庫県 |
調査対象 | 学習塾の経営者、教員・講師、運営スタッフ 計100名 |
有効回答 | 100 |