eラーニング戦略研究所は、従業員数500名以上の企業・団体の人事部 教育研修担当者100名を対象に大企業におけるリスキリングの実施状況や効果に関する調査を実施しその結果をまとめた報告書を公開致しました。
調査の結果、企業におけるリスキリング実施率は58%で、約10社に6社がリスキリングに取り組んでいることが明らかになりました。そのうち81%の企業が「2020年以降」にリスキリングを開始しており、実施率は年々増加しています。リスキリングは全社員を対象にしたものが主流で、74.2%がオンライン研修(eラーニング)を活用してリスキリングを実施していました。
また、84.5%の企業が「リスキリングに効果があった」と回答。おもな効果は「社員の意欲向上・意識改革」「社員のスキルアップ」などで、それが業務効率化や生産性向上、働き方改革につながっている点が評価されています。一方で、リスキリングを実施/導入するうえでの課題も明らかとなり、企業が直面する問題が浮き彫りとなっています。
▲リスキリングに効果はあったか
▲リスキリングを実施/導入するうえでの課題
【本調査結果のサマリ】
企業におけるリスキリングの実施概要
- 企業におけるリスキリング実施率は58%。従業員数500名以上の大企業では、約10社に6社がリスキリングに取り組んでいる。
- 81%の企業が「2020年以降」にリスキリングを開始。22.4%(2020年)→27.6%(2021年)→31%(2022年)と右肩上がりに増加中。
- 企業はおもに「次世代リーダー人材」「DX人材」育成のためリスキリングを実施している。
リスキリングの詳細と達成目標
- 全社員を対象にしたリスキリングが主流。
- 教育内容は「情報セキュリティ」「IT基礎スキル」「データ分析」「マーケティング」「AI」「プログラミング」「データサイエンス」「IOT」など多岐にわたる。
- 74.2%がオンライン研修(eラーニング)を活用してリスキリングを実施。
- 企業がリスキリングで達成したいことトップ3は「生産性向上」「中長期的な企業価値向上」「社員のモチベーション向上」。
リスキリングの効果と課題
- 84.5%の企業が「リスキリングに効果があった」と回答。
- おもな効果は「社員の意欲向上・意識改革」「社員のスキルアップ」。それが業務効率化や生産性向上、働き方改革につながっている点が評価されている。
- 課題は「教育カリキュラムの選定」「既存スキルの見える化と習得スキルの決定」「スキルを活用する環境作り」など。
- 87%の企業が「リスキリングは必要」と回答。リスキリング実施中の企業はもちろん、リスキリングを実施しておらず今後も予定のない企業でも約半数が「必要」と答えていることなどから、課題はあるものの、今後もリスキリング導入が進むことが予想される。
アンケート調査概要
調査目的 | 企業におけるリスキリングの実施状況や実施背景、成果を確認するとともに、 今後の取り組みにおける課題を探る |
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調査期間 | 2023年1月23日~1月24日 |
調査方法 | アンケート専門サイトを用いたWebアンケート調査 |
調査対象 | 企業・団体の人事部 教育研修担当者100名(従業員数500名以上) |
有効回答 | 100 |