小・中・高校生のパソコン・インターネットを利用した学習に関する意識調査報告書

2012年5月発行


1.調査概要

eラーニング戦略研究所は、全国の小・中・高校生の保護者(母親)100名を対象に、PC・インターネットを利用した学習に関するアンケート調査を実施しました。(有効回答数100)

その結果、小学生の約4人に1人、中学生の約2人に1人、高校生の約3人に1人が家庭での学習にPC・インターネットを利用していることが明らかとなりました。小・中学生は通信教育や無料ソフトを使った学習、調べものなどに、高校生はWebテストのほか、大学情報や過去問題の検索など受験対策に利用している人も多いようです。また、PC・インターネットを利用した学習サービスを提供している塾・予備校は現状ではまだ少なく、「利用している」と答えた人も16.2%に留まるなど、その利活用が限定的であることが明らかとなりました。

保護者からは「思考能力や学習効果を高める学習方法の確立」や「有害サイト対策や勉強に集中できる環境整備」といった課題が挙げられた今回のアンケート。一方で、PCやインターネットの特性を活かした学習へ期待する声も多く見られ、今後の家庭や教育現場における動向が注目される結果となっています。


設問5 家庭学習にPC・インターネットを利用しているか?


設問6 どのような学習に利用しているか?


2.回答者属性

アンケート調査概要

調査期間 2012年6月19日(火)~6月20日(水)
調査方法 Webアンケート方式
調査対象 全国の小・中・高校生の保護者(母親)計100名
男女内訳 女性(100%)
年代別内訳 30~34歳(1%) 、35~39歳(20%)、40~44歳(32%)、45~49歳(30%)、50~54歳(16%)、55歳(1%)
子供の年代 小学3年生~6年生(34%)、中学生(33%)、高校生(33%)

性別

アンケート回答者属性


年齢別

アンケート回答者属性


都道府県別

アンケート回答者属性


子供の年代

アンケート回答者属性


3.まとめ

文部科学省による学校施設改善事業の一環で学校内にもPCや校内LANが整備されるなど、教育現場のIT化が進められつつあります。そんななか、家庭や塾におけるPC・インターネットを利用した学習の現状はどのようになっているのでしょうか。また、保護者はこの流れをどのように捉えているのでしょうか。今回は、全国の小・中・高校生の保護者(母親)100名を対象に、PC・インターネットを利用した学習に関するアンケート調査を実施しました。

その結果、小学生の約4人に1人、中学生の約2人に1人、高校生の約3人に1人が家庭での学習にPC・インターネットを利用しており、PC・インターネットを利用した家庭学習が年代を問わずある程度定着していることが明らかとなりました。利用していない家庭でも「良い教材があれば使いたい」という意見がすべての年代に共通して見られ、それぞれの年代に合った効果的な教材がないことがPC・インターネット学習に消極的な一因となっている可能性も考えられます。

また、塾・予備校でPC・インターネットを利用した学習サービスを「利用している」と答えたのは16.2%に留まり、同サービスが「用意されていない」塾・予備校は56.8%に上ることがわかりました。ブロードバンドの普及に伴って利用者を急速に伸ばし教育市場における活用も注目されているインターネット動画配信サービスについても、塾・予備校での利活用はほとんど進んでいないのが現状のようです。今後、PC・インターネットを利用した学習サービスの価値が創出され、導入した塾・予備校が他校との差別化に成功するかどうかがカギとなりそうです。

PC・インターネットを利用した学習の今後の課題について、「思考能力や学習効果を高める学習方法の確立」「有害サイト対策や勉強に集中できる環境整備」などが挙げられ、急速な教育IT化の流れに不安や疑問をもつ保護者もいることが浮き彫りとなった今回のアンケート。その一方で、PCやインターネットの特性を活かした学習への期待や、社会でも通用するより実践的な学習への利活用を望む声も多く聞かれました。今後、PC・インターネットを利用したより効果的な学習方法の確立や周辺環境の整備に期待したいところです。


4.アンケート結果にみるポイント

小学生の7割以上、中・高校生の9割以上が家庭でPC・インターネットを利用

主な利用用途は「調べもの」「ゲーム」「動画共有サイトの視聴」など

家庭における子供たちのPC・インターネットの利用状況について尋ねたところ、「利用している」が88%、「利用していない」が12%という結果となった。年代別に見ると、小学生の利用率は76.5%、中・高校生の利用率は93.9%だった。また、小学生は週1~2時間、中・高校生は週5~10時間の利用が多く、年代が上がるにつれPC・インターネット利用率が伸びることがわかった。

主な利用用途は、「調べもの」80.7%、「ゲーム」56.8%、「動画共有サイトの視聴」56.8%などとなり、子供の年代に関わらず調べものにPCやインターネットが活用されていることがわかった。また、学年が上がるにつれゲームの利用率は減り、「動画共有サイトの視聴」「音楽ダウンロード」「SNS・チャット」の利用率が急増している。

次に、PC・インターネットを利用していない(利用させていない)と回答した人にその理由を尋ねたところ、小学生の保護者は「親がついている必要がある」「PCを仕事に使っているので」「目が悪くなる」など、PCやインターネットにはまだあまり触れさせたくないといった意見が見られた。中・高校生になると子供の興味が携帯やタブレットなどに移ることが多いようだ。

以上の結果から、多くの子供たちが家庭で日常的にPCやインターネットを利用していることが明らかとなった。年代が上がるにつれその利用率は伸びており、子供たちが大人と同様にPCやインターネットで調べものをしたり、ゲームや動画サイトの視聴を楽しんだりしていることがわかる。PC・インターネットは若者のテレビ離れの一因と言われているが、いずれにせよ現代の子供たちは以前に比べて格段に多くの情報に接する環境にあると言える。


小・中・高校生の約3人に1人が家庭学習にPC・インターネットを利用

利用していない家庭も「良い教材があれば使いたい」

次に家庭学習におけるPC・インターネットの利用状況を調べた。その結果、小学生の約4人に1人、中学生の約2人に1人、高校生の約3人に1人が家庭での学習にPC・インターネットを利用していることが明らかとなった(全体では36%の利用率)。小・中学生は通信教育や無料ソフトを使った学習、調べものなどに利用している。高校生はWebテストのほか、大学情報や過去問題の検索など受験対策に利用している。

家庭学習にPC・インターネットを利用していない(利用させていない)理由を聞いたところ、「小学生のうちは辞書や本を使って自分の力で調べたり書いたりしてほしい」と考える保護者が多いことがわかった。「従来の勉強方法で足りている」という意見も多かった。一方で、子供に合う良い教材がない為利用していないという家庭も少なくないようだ。中学生になると塾や部活で忙しく家庭学習の時間がなかなか取れないケースが多い。「本人がやりたがらない」「良い教材があれば使いたい」という声も見られた。高校生の保護者からは、「良い教材がない」「高いイメージがある」など、年代に合った手頃な教材が見つからないという意見が多かった。

家庭学習にPC・インターネットを利用することについての評価は、「どちらともいえない」「やや好ましい」が多く、年代が上がるにつれ「好ましい」が増える傾向が見られた。「好ましい」と答えた人に、PC・インターネット学習の時間をさらに増やしたいかどうか尋ねたところ、「現状のままでよい」が8割以上となった。

以上の結果から、PC・インターネットを利用した家庭学習は、年代を問わずある程度定着していることがわかる。その学習時間については「現状のままでよい」と回答した保護者が多いことから、PC・インターネット学習の効果にすでに満足しているか、もしくは学習効果やメリットが十分に実感できていない可能性も考えられる。「良い教材があれば使いたい」という意見はすべての年代に共通しており、それぞれの年代に合った効果的な教材に出会えていないことがPC・インターネット学習に消極的な一因となっているとも推察される。


塾・予備校でのPC・インターネット学習利用率は16.2%

無料サービスの導入など他塾・他校との差別化が注目ポイント

塾や予備校におけるPC・インターネットを利用した学習サービスの現状はどうだろうか。
アンケートの結果、塾・予備校でPC・インターネットを利用した学習サービスを「利用している」と答えたのは16.2%で、主に講義映像を見たりテストを受けたりしていることがわかった。このうち無料でサービスを利用しているのは13.5%、有料サービスは2.7%に留まった。また、「別料金で用意されているが利用していない」層も5.4%いることがわかった。一方で、同サービス自体が「用意されていない」塾・予備校は56.8%に上ることがわかった。さらに、サービス内容をインターネット動画配信に限定した場合、「用意されていない」塾・予備校は9割近くに上った。

今後、インターネット動画配信サービスを塾や予備校で用意してほしいかどうか尋ねたところ、「どちらともいえない」が過半数を占めたものの、中・高校生の保護者からは「用意してほしい」という声も上がっており、その理由として復習や欠席時に利用したいといった意見が見られた。また、塾・予備校でIT機器・サービスを導入してほしいかという質問には、「積極的に取り入れてほしい」10%、「徐々に取り入れてほしい」39%、「あまり取り入れてほしいと思わない」39%という結果となった。

以上の結果から、PC・インターネットを利用した学習サービスを提供している塾・予備校は現状ではまだ少なく、その利用者も一部に留まることが明らかとなった。ブロードバンドの普及に伴って利用者を急速に伸ばし教育市場における活用も注目されているインターネット動画配信サービスについても、塾・予備校での利活用はほとんど進んでいない。
また、ITを活用した新しいサービスを教育にも積極的に取り入れたいとする保護者がいる一方、その活用に消極的、あるいは無関心な保護者も少なくない。料金面についても保護者の目は厳しくなっており、プラスαの学習サービスが無料で提供されるかどうかも大きな問題となりそうだ。今後、PC・インターネットを利用した学習サービスの価値が創出され、導入した塾・予備校が他塾・他校との差別化に成功するかどうかが注目される。


今後の課題は「思考能力を高める学習方法の確立」「有害サイト対策ほか環境整備」など

時間・場所を問わず学習できるメリットを活かしつつ、より実践的な活用に期待感

最後に、PCやインターネットを利用した学習の課題についてアンケートを行なった。
その結果、小学生の保護者は、「学習方法が確立されていない」「使いこなせる先生、生徒がどれだけいるか」といった環境面・活用手法への疑問や、「視力の低下」といった健康への影響、「子供が一人でも安全に学習のみに使えるような設定」といった有害サイト対策等を課題に挙げる人が多かった。その一方で、「わからない所をインターネットを通してリアルタイムで教えてもらえる」「答えがわからなかったときの個別回答や説明」などに期待する声も見られた。

中学生の保護者からは、「考える力の減退につながる」「PC学習に依存しすぎて本来の教育内容がおろそかになる」といった思考能力・学習効果の低下を心配する声や、「サイトの厳選」「有害なものに触れさせない」といった有害サイト対策などの課題が挙げられた。一方で、「質問するとすぐに説明してくれる」「いろいろ調べるのに便利だから活用すべき」など、インターネットの特性を活かした学習への期待も大きい。

高校生の保護者は、「面白い動画授業を見て理解したつもりになるのが怖い」「自分で調べる努力をしなくなる」といった思考能力の低下に対する懸念や、「対話・交流が少なくなる」「他者とのコミュニケーションが取れなくなる」などコミュニケーション不足の危険性を指摘する人が多かった。一方で、「家にいながらにして授業を受けられるのはメリット」という意見もあった。また、テストや添削、レポート作成など、より実践的な活用を期待する声も見られた。

子供の年代によってさまざまな課題が挙げられたが、大別すると「思考能力や学習効果を高める学習方法の確立」「有害サイト対策や勉強に集中できる環境整備」に集約できそうだ。ただ視聴するだけでなく“自分で考えられる力を伸ばす学習手法”を保護者は望んでいる。アンケートではPC・インターネット学習の課題を尋ねたが、結果的にインターネットの特性を活かした学習への期待や、社会でも通用するより実践的な学習への利活用を望む声も多く聞かれた。今後、PC・インターネットを利用したより効果的な学習方法の確立や周辺環境の整備に期待したい。


5.アンケート調査結果

GTグラフ


設問. 1
お子様のご家庭でのパソコンやインターネット利用状況について、あてはまるものをお答えください。(お答えは1つ)


N=100

考察
・「利用している」が88%、「利用していない」が12%
・「利用している」家庭のうち、週5時間以上の利用が36%。


設問. 2
設問1で「利用している」と答えた方にお聞きします。主な利用用途は何ですか?(複数回答可)


N=88

その他…通信教育

考察
・主な利用用途は、「調べもの」「ゲーム」「動画共有サイトの視聴」など。


設問. 3
設問1で「利用していない」と答えた方にお聞きします。その理由をお答えください。(自由回答)


(一部抜粋)

考察
・小学生のうちはパソコンやインターネットに触れさせたくないという意見が多い。
・中・高校生になると子供の興味が携帯やタブレットなどに移る。


設問. 4
今後のお子様のパソコン・インターネット利用に関してどのようにお考えですか?(お答えは1つ)


N=100

考察
・「現状のままでよい」が75%で最多。


設問. 5
現在、お子様は家庭学習にパソコン・インターネットを利用していますか?(お答えは1つ)


N=100

考察
・約3人に1人が家庭学習にパソコン・インターネットを使用している。


設問. 6
設問5で「利用している」と答えた方にお聞きします。どのような学習に利用されていますか?(自由回答)


(一部抜粋)

考察
・小・中学生は通信教育や教材ソフトを使った学習、調べものなどに利用している。
・高校生はWebテストのほか、大学情報や過去問題の検索など受験対策に利用している人も多い。


設問. 7
設問5で「利用していない」と答えた方にお聞きします。その理由を教えてください。(自由回答)


(一部抜粋)

考察
小学生のうちは辞書や本を使って自分の力で調べたり書いたりしてほしいと考える保護者が多い。
・一方で、子供に合う良い教材がない為利用していないという家庭も少なくない。


(一部抜粋)

考察
中学生になると塾や部活で忙しく家庭学習の時間がなかなか取れないケースが多い。
・「本人がやりたがらない」「良い教材があれば使いたい」という声も。


N=100

考察
高校生のための良い教材がないという意見が多い。
・「必要ない」と回答する保護者も多く、その背景にはパソコンやインターネットを使った学習の効果・メリットを実感できていない可能性が考えられる。


設問. 8
家庭でパソコン・インターネットを利用して学習することについてどのように思われますか?(お答えは1つ)


N=100

考察
・「どちらともいえない」「やや好ましい」が多い。
・メリットとデメリットの両方を感じている保護者が多いと推察される。


設問. 9
設問8で「大変好ましい」「やや好ましい」と答えた方にお聞きします。今後、家庭でパソコン・インターネットを利用して学習する時間を更に増やしたいと考えていますか?(お答えは1つ)


N=36

考察
・「現状のままでよい」が80.6%、「増やしたい」も16.7%。
・パソコン・インターネットを使った学習の効果がまだ十分に認識されていない可能性もある。


設問. 10
お子様は現在、塾・予備校に通われていますか。(お答えは1つ)


N=100

考察
・約4割の子供が塾・予備校に通っている。


設問. 11
設問10で塾・予備校に「通っている」とお答えの方にお聞きします。塾・予備校ではインターネット・パソコンを利用した学習サービスが用意されてますか。また、利用していますか。(お答えは1つ)


N=37

考察
・ 「利用している」が16.2%。
・インターネット等を利用した学習サービスが用意されていない塾・予備校が過半数。


設問. 12
設問11で「利用している」とお答えの方にお伺いします。それはどのようなサービスですか。(自由回答)


考察
・塾・予備校では、講義映像を見たりテストを受けたりする学習サービスが主流。


設問. 13
現在ご利用されている塾・予備校ではインターネット動画配信サービスが用意されてますか?また、利用していますか?(お答えは1つ)


N=29

考察
・インターネット動画配信サービスを提供している塾・予備校はごく少数。
・利用しているのは無料でサービスが受けられる人のみ。


設問. 14
設問13で「用意されていない」とお答えの方にお聞きします。インターネット動画配信サービスを用意してほしいですか?(お答えは1つ)


N=25


用意してほしい8.0%
Q.その理由は?
・復習や欠席時に利用できるから・疲れたときに違う視点から勉強してほしい
Q.別料金が発生する場合負担してもよい金額は?(月額)
・10,000円・1,500円


考察
・用意してほしいと答えた人はインターネット動画配信を復習や欠席時に利用したいと考えている


設問. 15
塾・予備校がIT機器やITサービスを取り入れることに関してどのように思われますか。(お答えは1つ)


N=100

考察
・「取り入れてほしい」と「取り入れてほしくない」がほぼ半々の結果に。


設問. 16
塾・予備校が通学生向けにインターネット動画配信を行っていることが、塾・予備校選びの判断に影響しますか?(お答えは1つ)


N=100

考察
・「どちらともいえない」が最多で43%。
・インターネット動画配信サービスの有無が塾・予備校選びに「影響する」は12%。


設問. 17
今後増えると考えられるパソコンやインターネットを利用した学習について、どのような課題があるとお考えですか。(自由回答)


(一部抜粋)

考察
小学生の保護者はパソコンを使って効果的に学習できるか疑問を感じている
・健康への影響や有害サイト対策を課題に挙げる人も多い。
・一方で、個別対応やリアルタイムでの説明に活かしてほしいという声も見られる。


(一部抜粋)

考察
中学生の保護者は、自分で考え調べる力が低下する不安を感じている
・パソコンで遊んだり有害サイトに触れる危険性を懸念している。
・一方で、インターネットの特性を活かした学習への期待感も大きい


(一部抜粋)

考察
高校生の保護者は、思考能力の低下やコミュニケーション不足を指摘する人が多い
・家にいながらにして授業を受けられるメリットを重視する人もいる。
テストや添削、レポート作成など、より実践的な活用を期待する声も多い

GT表


設問. 1
お子様のご家庭でのパソコンやインターネット利用状況について、あてはまるものをお答えください。(お答えは1つ)


N=100

考察
・「利用している」が88%、「利用していない」が12%
・「利用している」家庭のうち、週5時間以上の利用が36%。


設問. 2
設問1で「利用している」と答えた方にお聞きします。主な利用用途は何ですか?(複数回答可)


その他…通信教育

考察
・主な利用用途は、「調べもの」「ゲーム」「動画共有サイトの視聴」など。


設問. 3
設問1で「利用していない」と答えた方にお聞きします。その理由をお答えください。(自由回答)


(一部抜粋)

考察
・小学生のうちはパソコンやインターネットに触れさせたくないという意見が多い。
・中・高校生になると子供の興味が携帯やタブレットなどに移る。


設問. 4
今後のお子様のパソコン・インターネット利用に関してどのようにお考えですか?(お答えは1つ)


N=100

考察
・「現状のままでよい」が75%で最多。


設問. 5
現在、お子様は家庭学習にパソコン・インターネットを利用していますか?(お答えは1つ)


N=100

考察
・約3人に1人が家庭学習にパソコン・インターネットを使用している。


設問. 6
設問5で「利用している」と答えた方にお聞きします。どのような学習に利用されていますか?(自由回答)


(一部抜粋)

考察
・小・中学生は通信教育や教材ソフトを使った学習、調べものなどに利用している。
・高校生はWebテストのほか、大学情報や過去問題の検索など受験対策に利用している人も多い。


設問. 7
設問5で「利用していない」と答えた方にお聞きします。その理由を教えてください。(自由回答)


(一部抜粋)

考察
小学生のうちは辞書や本を使って自分の力で調べたり書いたりしてほしいと考える保護者が多い。
・一方で、子供に合う良い教材がない為利用していないという家庭も少なくない。


(一部抜粋)

考察
中学生になると塾や部活で忙しく家庭学習の時間がなかなか取れないケースが多い。
・「本人がやりたがらない」「良い教材があれば使いたい」という声も。


N=100

考察
高校生のための良い教材がないという意見が多い。
・「必要ない」と回答する保護者も多く、その背景にはパソコンやインターネットを使った学習の効果・メリットを実感できていない可能性が考えられる。


設問. 8
家庭でパソコン・インターネットを利用して学習することについてどのように思われますか?(お答えは1つ)


N=100

考察
・「どちらともいえない」「やや好ましい」が多い。
・メリットとデメリットの両方を感じている保護者が多いと推察される。


設問. 9
設問8で「大変好ましい」「やや好ましい」と答えた方にお聞きします。今後、家庭でパソコン・インターネットを利用して学習する時間を更に増やしたいと考えていますか?(お答えは1つ)


N=36

考察
・「現状のままでよい」が80.6%、「増やしたい」も16.7%。
・パソコン・インターネットを使った学習の効果がまだ十分に認識されていない可能性もある。


設問. 10
お子様は現在、塾・予備校に通われていますか。(お答えは1つ)


N=100

考察
・約4割の子供が塾・予備校に通っている。


設問. 11
設問10で塾・予備校に「通っている」とお答えの方にお聞きします。塾・予備校ではインターネット・パソコンを利用した学習サービスが用意されてますか。また、利用していますか。(お答えは1つ)


考察
・ 「利用している」が16.2%。
・インターネット等を利用した学習サービスが用意されていない塾・予備校が過半数。


設問. 12
設問11で「利用している」とお答えの方にお伺いします。それはどのようなサービスですか。(自由回答)


考察
・塾・予備校では、講義映像を見たりテストを受けたりする学習サービスが主流。


設問. 13
現在ご利用されている塾・予備校ではインターネット動画配信サービスが用意されてますか?また、利用していますか?(お答えは1つ)


考察
・インターネット動画配信サービスを提供している塾・予備校はごく少数。
・利用しているのは無料でサービスが受けられる人のみ。


設問. 14
設問13で「用意されていない」とお答えの方にお聞きします。インターネット動画配信サービスを用意してほしいですか?(お答えは1つ)


用意してほしい8.0%
Q.その理由は?
・復習や欠席時に利用できるから・疲れたときに違う視点から勉強してほしい
Q.別料金が発生する場合負担してもよい金額は?(月額)
・10,000円・1,500円


考察
・用意してほしいと答えた人はインターネット動画配信を復習や欠席時に利用したいと考えている


設問. 15
塾・予備校がIT機器やITサービスを取り入れることに関してどのように思われますか。(お答えは1つ)


N=100

考察
・「取り入れてほしい」と「取り入れてほしくない」がほぼ半々の結果に。


設問. 16
塾・予備校が通学生向けにインターネット動画配信を行っていることが、塾・予備校選びの判断に影響しますか?(お答えは1つ)


N=100

考察
・「どちらともいえない」が最多で43%。
・インターネット動画配信サービスの有無が塾・予備校選びに「影響する」は12%。


設問. 17
今後増えると考えられるパソコンやインターネットを利用した学習について、どのような課題があるとお考えですか。(自由回答)


(一部抜粋)

考察
小学生の保護者はパソコンを使って効果的に学習できるか疑問を感じている
・健康への影響や有害サイト対策を課題に挙げる人も多い。
・一方で、個別対応やリアルタイムでの説明に活かしてほしいという声も見られる。


(一部抜粋)

考察
中学生の保護者は、自分で考え調べる力が低下する不安を感じている
・パソコンで遊んだり有害サイトに触れる危険性を懸念している。
・一方で、インターネットの特性を活かした学習への期待感も大きい


(一部抜粋)

考察
高校生の保護者は、思考能力の低下やコミュニケーション不足を指摘する人が多い
・家にいながらにして授業を受けられるメリットを重視する人もいる。
テストや添削、レポート作成など、より実践的な活用を期待する声も多い

クロス表


設問. 1
お子様のご家庭でのパソコンやインターネット利用状況について、あてはまるものをお答えください。(お答えは1つ)


<子供の年代別>

考察
・小学生は週1~2時間の利用が多い。
・中・高校生は週5~10時間の利用が多い。


設問. 2
設問1で「利用している」と答えた方にお聞きします。主な利用用途は何ですか?(複数回答可)


<子供の年代別>

その他…通信教育

考察
パソコン・インターネットを使って調べものをする子供が年代問わずもっとも多い
・中学生、高校生になるにつれ、「動画共有サイトの視聴」「音楽ダウンロード」「SNS・チャット」が急増している。


設問. 3
設問1で「利用していない」と答えた方にお聞きします。その理由をお答えください。(自由回答)


(一部抜粋)

考察
・小学生のうちはパソコンやインターネットに触れさせたくないという意見が多い。
・中・高校生になると子供の興味が携帯やタブレットなどに移る。


設問. 4
今後のお子様のパソコン・インターネット利用に関してどのようにお考えですか?(お答えは1つ)


<子供の年代別>

N=100

考察
・「現状のままでよい」がすべての年代で最多。
・学年が低いほど「積極的に利用してほしい」が多いことから、小学生のPC活用に検討の余地があるともいえる。
・年代が上がるにつれ「利用時間を減らして欲しい」が増えるのは、勉強に力をいれてほしいとの保護者の願いである可能性も。


設問. 5
現在、お子様は家庭学習にパソコン・インターネットを利用していますか?(お答えは1つ)


<子供の年代別>

N=100

考察
・小学生の約4人に1人、中学生の約2人に1人、高校生の約3人に1人が家庭学習にパソコン・インターネットを利用。


設問. 6
設問5で「利用している」と答えた方にお聞きします。どのような学習に利用されていますか?(自由回答)


(一部抜粋)

考察
・小・中学生は通信教育や教材ソフトを使った学習、調べものなどに利用している。
・高校生はWebテストのほか、大学情報や過去問題の検索など受験対策に利用している人も多い。


設問. 7
設問5で「利用していない」と答えた方にお聞きします。その理由を教えてください。(自由回答)


(一部抜粋)

考察
小学生のうちは辞書や本を使って自分の力で調べたり書いたりしてほしいと考える保護者が多い。
・一方で、子供に合う良い教材がない為利用していないという家庭も少なくない。


(一部抜粋)

考察
中学生になると塾や部活で忙しく家庭学習の時間がなかなか取れないケースが多い。
・「本人がやりたがらない」「良い教材があれば使いたい」という声も。


N=100

考察
高校生のための良い教材がないという意見が多い。
・「必要ない」と回答する保護者も多く、その背景にはパソコンやインターネットを使った学習の効果・メリットを実感できていない可能性が考えられる。


設問. 8
家庭でパソコン・インターネットを利用して学習することについてどのように思われますか?(お答えは1つ)


<子供の年代別>

N=100

考察
・年代が上がるにつれ「好ましい」が増える傾向が見られる。


設問. 9
設問8で「大変好ましい」「やや好ましい」と答えた方にお聞きします。今後、家庭でパソコン・インターネットを利用して学習する時間を更に増やしたいと考えていますか?(お答えは1つ)


<子供の年代別>

考察
・「現状のままでよい」が8割以上。
・小学生の保護者の5人に1人が「増やしたい」と回答。


設問. 10
お子様は現在、塾・予備校に通われていますか。(お答えは1つ)


<子供の年代別>

N=100

考察
・約4割の子供が塾・予備校に通っている。


設問. 11
設問10で塾・予備校に「通っている」とお答えの方にお聞きします。塾・予備校ではインターネット・パソコンを利用した学習サービスが用意されてますか。また、利用していますか。(お答えは1つ)


<子供の年代別>

考察
・ 「利用している」が16.2%。
・インターネット等を利用した学習サービスが用意されていない塾・予備校が過半数。


設問. 12
設問11で「利用している」とお答えの方にお伺いします。それはどのようなサービスですか。(自由回答)


考察
・塾・予備校では、講義映像を見たりテストを受けたりする学習サービスが主流。


設問. 13
現在ご利用されている塾・予備校ではインターネット動画配信サービスが用意されてますか?また、利用していますか?(お答えは1つ)


<子供の年代別>

考察
・インターネット動画配信サービスを提供している塾・予備校はごく少数。
・利用しているのは無料でサービスが受けられる人のみ。


設問. 14
設問13で「用意されていない」とお答えの方にお聞きします。インターネット動画配信サービスを用意してほしいですか?(お答えは1つ)


用意してほしい8.0%
Q.その理由は?
・復習や欠席時に利用できるから・疲れたときに違う視点から勉強してほしい
Q.別料金が発生する場合負担してもよい金額は?(月額)
・10,000円・1,500円


考察
・用意してほしいと答えた人はインターネット動画配信を復習や欠席時に利用したいと考えている


設問. 15
塾・予備校がIT機器やITサービスを取り入れることに関してどのように思われますか。(お答えは1つ)


<子供の年代別>

考察
・「取り入れてほしい」と「取り入れてほしくない」がほぼ半々の結果に。


設問. 16
塾・予備校が通学生向けにインターネット動画配信を行っていることが、塾・予備校選びの判断に影響しますか?(お答えは1つ)


<子供の年代別>

考察
・年代問わず「どちらともいえない」が最多で43%。
・インターネット動画配信サービスの有無が塾・予備校選びに「影響する」は12%。


設問. 17
今後増えると考えられるパソコンやインターネットを利用した学習について、どのような課題があるとお考えですか。(自由回答)


(一部抜粋)

考察
小学生の保護者はパソコンを使って効果的に学習できるか疑問を感じている
・健康への影響や有害サイト対策を課題に挙げる人も多い。
・一方で、個別対応やリアルタイムでの説明に活かしてほしいという声も見られる。


(一部抜粋)

考察
中学生の保護者は、自分で考え調べる力が低下する不安を感じている
・パソコンで遊んだり有害サイトに触れる危険性を懸念している。
・一方で、インターネットの特性を活かした学習への期待感も大きい


(一部抜粋)

考察
高校生の保護者は、思考能力の低下やコミュニケーション不足を指摘する人が多い
・家にいながらにして授業を受けられるメリットを重視する人もいる。
テストや添削、レポート作成など、より実践的な活用を期待する声も多い

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