【プレスリリース】JICAプロジェクト「キルギス国薬剤師継続教育及び国家試験開発事業案件化調査：採択企業　株式会社薬ゼミ情報教育センター」にてデジタル・ナレッジの教育システム『KnowledgeDeliver』を採用

～日本の高品質な薬剤師教育を海外へ！国家試験開発をeラーニングで支援～

導入実績1500超を誇るeラーニング専門ソリューション企業、株式会社デジタル・ナレッジ(本社：東京都台東区、代表取締役社長：はが弘明)の提供する学習管理システム（LMS）『KnowledgeDeliver(ナレッジデリバー)』が、独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施するキルギス共和国での薬剤師国家試験の創設に向けた調査プロジェクトにおける、eラーニング研修・試験で採用されました。

本プロジェクトについて

本プロジェクトは、中央アジアのキルギス共和国において、同国の保健省と共に薬剤師国家試験開発に取り組むことで、同国の医療教育・医療水準の向上を目指しています。その調査として、大学薬学部共通卒業試験の支援および現役薬剤師への研修と事前・評価テストのトライアル実施を行っています。
本プロジェクトは、薬剤師国試予備校最大手「学校法人医学アカデミー薬学ゼミナール」の関連会社である株式会社薬ゼミ情報教育センターが、JICA中小企業・SDGsビジネス支援事業に提案し、採択の後に同社により調査が行われています。プロジェクトの研修および試験実施では、同社の持つ薬剤師教育のノウハウとeラーニングの豊富な経験・知見が活用されており、弊社は本プロジェクトで使用されるLMSを提供しております。

キルギスの現状と課題

キルギス共和国はソビエト連邦崩壊や2回の革命により国の経済が低迷し、医療・教育インフラが劣化したことにより、医療・薬産業の衰退が進んでいます。国内には製薬メーカーがなく、97%の薬が輸入品となっている一方、同国の薬学教育に創薬分野が含まれていないため、薬剤師の役割は薬局での販売員となっています。研究者や医師が少ないこともあり、医師と薬局の癒着による抗生剤の過剰提供など、医療水準の低下が問題となっています。
医療の質の低下に加え、人口600万人のうち、薬剤師は約5500人と担い手も不足しています。5年制の国内大学薬学部を卒業すれば薬剤師免許を取得することができ、国家試験はありません。国家開発戦略で医療人の国家試験開発が重点として掲げられ、導入が検討されていますが、国家試験開発のノウハウ不足が課題となっています。
また、2018年より新たに薬剤師に対して継続教育受講が義務付けられましたが、遠隔地での受講が課題となっています。そのため、薬剤師国家試験の開発と継続教育制度を通じた薬剤師教育による、医療水準の向上が求められています。

今後の展開

2019年10月～11月にかけて、キルギス国内で薬剤師継続教育研修と共通卒業試験のトライアルが行われました。
今後はトライアル結果の評価・検証を経て、薬剤師国家試験の立ち上げやビジネスとしての継続研修事業や地方へのeラーニング展開などが期待されます。

学習管理システム（LMS）『KnowledgeDeliver（ナレッジデリバー）』とは

KD学習・運用管理のみならず、Webベースで教材を手軽に作成・配信・管理可能な、国内有数の統合型eラーニングプラットフォーム。柔軟なカスタマイズ性及び拡張性を有し、高いレベルのeラーニングサービスをご利用いただけます。企業・官公庁・スクール・学校法人などへの導入実績は1500以上。
▼詳細・導入事例はこちら：https://www.digital-knowledge.co.jp/product/kd/

デジタル・ナレッジのグローバルソリューション

デジタル・ナレッジでは「国際開発事業」「海外人材育成支援」「教育事業の海外展開支援」の3つの柱を中心としたeラーニングサービスを提供しております。国内での1500を超えるeラーニング導入実績とそのノウハウを活かし、国境を越えたeラーニングソリューションを実現します。
▼詳細はこちら：https://www.digital-knowledge.co.jp/solution/global/