デジタル・ナレッジは、講座・研修・教材等のオンライン販売の実施状況や課題等に関する調査を実施し、その結果をまとめた報告書を公開致しました。
調査の結果、オンライン販売されている主な商品は「講座」「研修・セミナー」「教材」「テスト」などで、「対面で提供していた商品をオンライン化した」53%が最多でした。オンライン販売を始めたきっかけは「コロナ禍」が多く、対面型サービスが著しく制限されるなか、オンライン化による販路拡大のニーズが高まった様子がうかがえます。
また、オンライン販売を始めたことで76%が「売上が増加した」と回答、同時に47%が運営人数の削減に成功しているほか、生産性向上・業務効率化にも想定以上の成果を上げていることが分かりました。
▲オンライン販売による運営に関わる人員の変化
【本調査結果のサマリ】
オンライン販売の実施状況
- オンラインで講座等を販売しているのは研修会社、スクール、塾。そのほか出版社、メーカー、建設会社、会計事務所等もオンライン販売している。
- 主な商品はオンライン講座、研修・セミナー、教材、テスト、テキストなど。
- 商品属性は「対面で提供していた商品をオンライン化した」53%、「以前はなかったが新しく開発した」28%、「その両方」19%。
- オンライン販売を始めた最大のきっかけは「コロナ禍」。対面型サービスが著しく制限されるなか、オンライン化による販路拡大のニーズが高まった。
オンライン販売の成果と課題
- オンライン販売開始で76%が「売上が増加した」と回答。
- 同時に47%が運営人数の削減に成功。
- 生産性向上・業務効率化にも想定以上の成果を上げている。
- 課題は「セキュリティ対策」「トラブル対応や質問対応」「集客」「受講後の効果測定」「運営側のスキル向上」など。
- レコメンド機能、費用対効果の測定、サブスク販売といった新たな機能・サービスのニーズも高い。
アンケート調査概要
調査目的 | 講座・研修・教材等のオンライン販売の実施状況とその成果、 課題を調査すると共に今後のニーズを探る |
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調査期間 | 2023年7月13日~7月18日 |
調査方法 | アンケート専門サイトを用いたWebアンケート調査 |
調査対象 | 講座・研修・教材等をオンラインで販売している企業、 団体の運営担当者100名(※受講者数200名以上のサービスに限る) |
有効回答 | 100 |