株式会社マイナビ
約1年で全国10万人以上の学生が登録!革新的な「キャリア形成支援サービス」とは?

株式会社マイナビ様が提供するあたらしいキャリア形成支援サイト『My CareerStudy(マイ キャリアスタディ)』。大学1・2年生からキャリアについて学びながら企業とも交流ができる、業界でも類を見ないサービスです。不確実で将来の予測が困難なVUCAの時代をむかえる今、学生の就職活動を長年支援してきたマイナビが目指すキャリア教育のあり方と未来を見据えた取り組みついて、事業責任者の三枝様にお話をお伺いしました。


株式会社マイナビ
キャリアデザインプロダクト推進事業部 事業部長 三枝 靖明様

お客様のニーズ

  • 大学生低学年からはじめられるキャリア学習サービスを立ち上げたい
  • 学生と企業のマッチングにデジタルバッジを活用したい

導入サービス


導入後の成果

  • 学びを軸に大学生が企業と交流できるキャリア形成支援サイト『My CareerStudy』を2023年4月にリリース
  • 約1年で利用学生数10万人超、登録企業数100社以上のサービスに成長
  • 2025年度より、オープンバッジ規格に準じたデジタルバッジ発行を正式運用予定
  • 全国の大学や高校のキャリア教育にも活用されるなど、社会浸透のための取り組みを進めている

就職活動に立ちはだかる“壁”、ならばその前に階段を作ればいい

『My CareerStudy』とはどんなサービスですか?

大学生全学年を対象としたキャリア形成支援サイトです。一般的な就職情報サイトとは異なり、大学1・2年生からの利用を想定しています。就職活動とは異なったキャリア形成支援サービスである意図を強めるために、“マイキャリア”というキーワードを含めたサービス名にしました。

立ち上げの背景をお聞かせください。

生産年齢人口の減少による労働力不足は日本にとって深刻な課題です。さらに、デジタル分野の急速な進歩や産業構造の変化により社会で求められるスキルが変容するなど、不確実で将来の予測が困難なVUCAの時代を迎えようとしています。そのような時代背景のなか、マイナビは、大学生に時代の変化に合わせて生き抜く力を身につけてほしいと切に願っていますし、そのための新たなサービスが必要だと考えました。

学生の就職活動を長年支援してきたマイナビとして目指したのはどんなサービスでしたか。

日本特有の新卒一括採用は極めて時限的な仕組みで、インターンシップ・企業説明会・内定と決められたスケジュールで結果を出さなければなりません。いわゆる三省合意と呼ばれる 「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」(2022年6月改正)により、大学3年生の夏以降に5日間以上の長期インターンシップが推奨されるようになりましたが、就職活動が本格化する大学3年生 までに就職活動への準備が間に合わないケースもあり、学生にとって大きな壁となっていました。
であれば、その壁を登りやすくする「階段」をつくりましょうと。低学年のうちから自己認知を深め、働くことや職業について考え、内定獲得より先の未来を思い描いて主体的なキャリア形成を目指せる場として『My CareerStudy』をリリースしました。

実際に『My CareerStudy』ではどんなことができますか?

大学1・2年生から「自分を知り」「学び」、さらには「企業と交流できる」点が特長です。約300万人以上の学生が受けた実績を持つ「社会人基礎力診断 MATCH plus Action」など3種類のアセスメントを備え、診断結果に基づいて企業の実践的な講座を無料で受けたり、企業が主催するセミナーやワークショップに参加したりすることができます。自分自身のキャリアに対する考えが明確になり、自分に合う職業や働き方がわかることで、企業とのマッチング精度向上も期待できます。


経済産業省が提唱する社会人基礎力を計測できる「社会人基礎力診断 MATCH plus Action」などの
アセスメントを通じ、個性を生かしたキャリア形成を目指す


企業やマイナビ社が提供するオンライン講座で汎用スキルや実践知識を無料で学べる。
5~10分程度の短い動画で、忙しい学生もスキマ時間に学びやすい


全国の企業がオンライン交流やワークショップを展開。
学生は自己分析と講座学習を通じて興味を持った企業と接点を持つことができる

パッケージなのにフルカスタマイズできるLMSでリリースを実現

この『My CareerStudy』に弊社のLMS「KnowledgeDeliver」を採用いただきましたが、決め手は何でしたか。

通常、パッケージ製品と柔軟性はトレードオフの関係にありますが、KnowledgeDeliverはパッケージ製品故の開発の早さがありながら、柔軟性が非常に高かったのがポイントです。サイトデザインも学生の興味関心を惹くエンタメ性を意識した全面カスタマイズが可能でしたし、3ロール目のロール設定ができたことも決め手となりました。

3ロール目のロール設定とは?

一般的にLMSには「管理者」と「受講者」の2ロールしかありません。ですが、『My CareerStudy』の場合、管理者(=マイナビ)と受講者(=学生)のほかに、「企業」という3ロール目が必要でした。このロール設定は他社では難しいと言われたのですが、デジタル・ナレッジさんでは実現していただきました。

サイト構築からリリースまで、一番苦労されたのはどんなところでしたか。

実はこういったサービスの立ち上げは初めてで全く知識がなかったのですが、デジタル・ナレッジさんが非常に豊富なノウハウをお持ちだったので、それほど苦労しませんでした。講座の内容構築などは確かに大変でしたが、弊社ができない部分を強力にサポートしていただきました。まさに、プロフェッショナル。そうでなければ恐らくリリースできなかったと思います。


サイトデザインも大きくカスタマイズ。エンタメ性や居心地の良さを追求し、
学生の学びを促進している

早期キャリア教育の社会浸透を目指して

現在の利用者数はどれくらいですか?

リリースから1年と少し経ちましたが、利用学生数は10万人以上で、その約半数を大学1・2年生が占めています。登録企業数は100社以上、掲載講座数は約140に上ります(2024年6月末現在)。

どんな企業が参加されていますか?また、企業側のメリットは?
学生のキャリア教育を社会全体で支援するという趣旨に賛同される企業などさまざまです。企業規模に関わらず、自社の仕事を積極的に公開し、学生と多方面で交流されています。全国の大学1・ 2年生がこれだけ大規模に集まる場所は少ないため、企業認知や広報力の強化、将来的にはより精度の高いマッチングにつながると期待されています。とは言え、キャリア教育の社会浸透はまだまだ不十分。今後もっと伸びしろがあると思っています。
早期キャリア教育の社会浸透のためにはどのようなことが必要でしょうか。
多くの学生が「就職活動の準備は3年生から」と考えていて、『My CareerStudy』も就職活動サイトと誤解されることがあるかもしれません。ですが、自分自身を見つめ直し、キャリア形成のための学びや道しるべが得られるとわかれば学生は意欲的に利用してくれますし、その後の学生生活における目的意識が高まり、主体的な学びが体験できるようになります。学生だけでなく、大人や社会全体の意識改革も必要です。大学3年生と言えば就職活動が連想されるように、今後は大学1年生からキャリアを意識する文化を広めたいと考えています。
今後の取り組み予定を教えてください。
大学1・2年生を対象とした企業との対面イベントの開催や、月間約3万人の大学生・院生が利用する企業参画カフェ「知るカフェ」との連携など、単なるオンラインプラットフォームに留まらない取り組みを進めています。すでに、『My CareerStudy』の講座受講が一部の大学様で単位認定されるなど、全国の10以上の大学や高校でキャリア教育の学習教材として活用されています。こうした取り組みが早期キャリア教育の社会浸透や『My CareerStudy』の利用拡大につながり、就職活動のためだけではなく、VUCA時代を生き抜く力を育むツールとして使っていただけるようになれば嬉しいですね。

デジタルバッジで努力を認め合える世界を実現したい

デジタルバッジの活用も予定されていますね。

まさに今、デジタルバッジ発行機能の試験的搭載を進めています。2025年4月以降は特定の学習成果を収めた学生にデジタルバッジを発行し、学習意欲や継続意欲の向上、企業との交流促進などを目指しています。

デジタルバッジにどんなことを期待されていますか?
弊社は「1人ひとりの可能性と向き合い、未来が見える世界をつくる。」をパーパスに掲げています。 その実現のためには、年齢や性別、地域、学歴などの情報だけで学生の進路や企業とのマッチングを決めるのではなく、学生自身の努力や成果を正しく評価し、企業に届けることが重要です。大学の成績や課外活動の実績なども含め、確証性のあるデジタルバッジで可視化することで、誰もが正当に評価され、社会全体で努力を認め合える世界を実現したいという想いがあり、今回デジタルバッジオプションの導入を決めました。『My CareerStudy』を含めたあらゆる事業活動を通して、個人の可能性を最大限引き出せる取り組みを、これからも徹底して進めていきます。
【デジタル・ナレッジからみた本事例のポイント】
教育を切り口として学生と企業をつなぐという、マイナビ様の視点・発想に、強い共感と一緒にそれを成し遂げたいという使命感を覚えたことを思い出します。
学生にとって、そして社会にとって本当に必要な仕組みになるよう、我々の持つノウハウと技術力を総動員し、マイナビ様の強い意思を引き続き形にできるよう、ご支援させて頂きたいと考えております。
《株式会社デジタル・ナレッジ 執行役員 谷津 勝弘》



ご利用いただいた製品・サービス

お客様のサイト

My CareerStudy:https://mcstudy.mynavi.jp/mem
企業HP:https://www.mynavi.jp/company/

お客様情報

名称 株式会社マイナビ Mynavi Corporation
設立 昭和48年(1973年)8月15日
所在地 東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号

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