残暑厳しい折ですが、デジタル・ナレッジではセミナーが目白押し!明日も御茶ノ水ソラシティでのセミナーがあり、EdTechの最新技術の話を聴けることに個人的にもワクワクしている「研究員」岡田です。
◆イベント案内◆
【8月24日】特別イベント『テクノロジで広がる学びの今と未来』
https://www.digital-knowledge.co.jp/archives/16562/
さて、テクノロジは日々進化していますが、技術の開発が常に即座に市場に浸透するとは限りません。
浸透した後から振り返ると、「え?そんなことってあったっけ?」と思うものですが、新しい技術やサービスが市場に登場した時には、様々な反応が生じます。過大な期待もあれば、無関心などもあります。
今は、人工知能関連技術がさまざまなところで話題になっています。一方、2年ほど前はビッグデータが騒がれておりました。今では、少し鎮静化しているように見えます。このように、新しい技術は話題に上がる時にある特徴的なサイクルを描きます。それが「ハイプ・サイクル」です。
黎明期→「過度な期待」のピーク期→幻滅期→啓蒙活動期→生産性の安定期
というサイクルになります。
今回、ガートナー社が発表したプレスリリースは以下のものです。
https://www.gartner.co.jp/press/pdf/pr20180822-01.pdf
ARがやっと幻滅期を乗り越えてくるのでしょうか。
さて、人工知能関連技術を見てみましょう。
「会話型AIプラットフォーム」「AI PaaS」が黎明期となっていますね。
問題は、やはりというか、何というか…「ディープ・ラーニング」が「過度な期待」のピークとなっています。
これから幻滅期に入っていくのでしょう。
ただ、技術は進んでいきながらも、期待や幻滅という表現をされるのは、評価者側の市場の受け止め方なのだと思います。まあ、言い方は悪いですが、勝手に期待して、勝手に幻滅している、ということでしょう。
問題なのは、企業としては、どの時点で投資をするか。
このハイプ・サイクルについては、私自身の思うところもあるので、それはまた稿を改めて。