KnowledgeClassroomのカスタマイズ性

By | 2010年1月8日

皆さん、こんにちは。

ようやくお屠蘇気分が抜けて、さあ仕事だと気合が入っているところです。

ところでお屠蘇というと、最近我が家ではお屠蘇に「赤酒」を入れるようにしています。
赤酒とは、熊本県に古くから伝わる地酒で、その名の通り、うっすらと赤みを帯びてます。
カテゴリとしては「灰持酒」というものに分類されるらしいです。
通常のお酒は、腐敗を防ぐために火を入れて殺菌するところを、「灰持酒」は灰を入れて腐敗を防ぐというアプローチをしたものらしいのです。

そのまま飲むというより「みりん」の代わりに使う料理酒としての使用がポピュラーですが、お屠蘇に加えるというのもポピュラーです。

まろやかで深みがあって、なかなかおいしいですよ。
是非来年のお正月には、「赤酒」を加えてみてください。

閑話休題。

 

さて、今回は、KnowledgeClassroomのカスタマイズ性について話をしてみたいと思います。

デジタル・ナレッジでは、従来よりパッケージ商品をベースにしたカスタマイズを数多く手がけてきております。これはお客さんの多くがハイエンドなニーズを持った方が多く、ありきたりのパッケージでは飽き足らず、独自の学習メソッドやコーポレートカラーやサービスの統一感を出すためのデザインを組み込んだり、他のシステムとつなぎ合わせたりするためにカスタマイズをするケースが多いことによります。

それはそれで結構なのですが、ただ一度カスタマイズを加えると、パッケージがバージョンアップしてもパッチを当て難かったり、そもそもカスタマイズに対する労力も結構なものでした。

KnowledgeClassroomを開発するにあたり、この問題を何とかクリアしたいなと思って設計したのが下記の考え方です。

 


 KnowledgeClassroomの機能は「基幹システム部」と「ガジェット」からなります。機能はガジェットで開発されているのですが、このガジェット、弊社で開発したものをご利用いただくだけでなく、独自にカスタマイズガジェットを作りこんでそれを利用することもできます。

 このカスタマイズガジェットを活用することにより、KnowledgeClassroomのパッケージ部分に手を加えることなく機能拡張が可能です。これによりかなり柔軟性の高いシステム開発を行なうことができます。

 また、画面インタフェイスは「デザインテンプレート」で設定されています。
 弊社のデザインテンプレートを利用いただくこともできますし、独自デザインを追加したテンプレートを作成いただくことにより、色合いやデザインをお好みに調整することもできます。

 他のシステムとの連携。これもカスタマイズではよくあることです。他のシステムに受講者情報があって、これをeラーニングにも登録させたい。LDAPなどを使うまでもないけど・・・ こういうニーズって結構あります。
 これに対応するために、各種APIを提供し、他のシステムからの利用できる口を用意しております。

 

 まとめると、下記のポイントになります。

 
    • KnowledgeClassroomは機能をガジェットで提供しており、カスタマイズにより独自ガジェットを追加することも可能です。これによりお客様のニーズにあった機能を容易に追加することができます。
 
    • 画面デザインはデザインテンプレートで設定されており、各種テンプレートを利用いただけるだけでなく、独自デザインを設定することも可能です。
 
    • 他のシステムと連携することも予め想定されており、他システムからの受講者情報連携などをAPIを経由して行なうことも可能です。
 
 余談ですが、eラーニングの教材作成・実際の受講・管理などを行なうLMS/LCMS環境である”KnowledgeDeliver“は最新版5.0KnowledgeClassroomの兄弟分にあたり、KnowledgeClassroom + KnowledgeDeliverを併用することにより、従来のeラーニング学習とクラスルームでの学習をシームレスに提供することもできます。
 
 今もほとんどの導入企業先ではKnowledgeClassroom + KnowledgeDeliverのあわせ技です。
 
 1月22日に開催されるセミナーでも、このあたりの話を致しますので、ご興味のある方はエントリーください。
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About 吉田 自由児

ヒゲこと、株式会社デジタル・ナレッジ 代表取締役COOの吉田がお届けします。 弊社関連の情報だけでなく、eラーニング周辺の話題についても触れます。