JICAさんにキルギス共和国向けeラーニング活用の案件化調査を採択いただきました

By | 2016年2月23日

2月も末が迫っており、もうすぐ3月が見えてきました。今年は閏年のため2月は29日までありますね。スタッフに言われて気づいたのですが、次の閏年の年はもう東京オリンピックなのだそうで。もうすぐそばまで来ています。

ここ最近、私以外の者からもブログが投稿されるようになってきました。私だけでは伝えきれない各事業部の生の声をよりヴィヴィッドにお届けできるかと思いますので、そちらもぜひご贔屓によろしくお願いします。

 

さて、今日は昨日リリースが出たばかりのJICAさんの案件化調査に採択されたという話題です。

キルギスでは、効率的な税務・関税政策の実施が経済発展へつながるとして、税務職員を対象としたセミナー及び研修を各地の中心都市で実施しているものの、勤務時間中に開催されるため参加できない職員が多く、特に遠隔地における職員の教育が遅れています。

同社のeラーニング学習管理システム『KnowledgeDeliver』は、教材制作、学習、運用の基本機能を標準装備し、柔軟なカスタマイズ性及び拡張性を有する、日本国内でも1,200件を超える導入実績のあるソフトウェアです。2014年の税金徴収率が約18.0%と低迷しているキルギスにおいて、全国61か所全ての税務事務所、2,256人全ての税務職員(2015年現在)を対象に、学習管理支援システムを導入することで、税務職員の能力が向上し、徴収率も向上することが期待されています。

本調査では、税務局のニーズを把握し、学習管理システムの要求仕様作成を行い、機能仕様作成に必要な通信環境及びサーバー環境の確認を行う予定です。

(JICAさんのリリースノートより抜粋)

 

今回、弊社が実施する案件化調査は上記のような内容です。わたくし吉田が団長を務め、弊社スタッフや協力会社さんと共に現地でこの調査を執り行う予定です。

おそらく多くの方は「キルギス」と言われても国のあらましや場所がピンとこないのではないかと思います。まあ実際私もそうでした。まずググってみて、Wikipediaを見て概要を知ったぐらいですから。

旧ソビエトの共和国の一つで、独立後は「キルギスタン」と言ってましたが、1991年に改名し「キルギス」になった国です。天山山脈で中国に接し、カザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタンに囲まれています。首都はビシュケク、第二の都市はオシュというところです。シルクロードの国という印象もあります。言語はキルギス語が国家語、ロシア語が公用語として制定されているそうです。

キルギス周辺マップ

この案件、隣国ご出身の方が弊社にご相談いただいたことが発端でした。中央アジアの中でもキルギスは隣国と比べると天然資源に乏しく外貨獲得の機会が少ないようで多くの人が隣国に出稼ぎに行っているそうです。またソビエト連邦を離れ、これまで高いレベルで行われていた教育レベルもソビエト時代からすると衰退しているそうです。

そういう背景があって国としてITに力を入れようとしているようなのです。

その方の熱意に我々も感銘を受け、中央アジアへの貢献として支援できることがないかと考えるようになりました。会社の方針としても、今ここで儲けようとせず、現地でeラーニングを行う企業や人材を育成し、現地で現地の方々がeラーニングを立ち上げ運用できるように育ってくれればそれでいい、というスタンスでいることを確認しました。我々が作ったものが、遠く中央アジアで活用され、現地の学びに役立っている ・・・ とても夢がある話です。

ちょうど我々が準備をしていた矢先、10月に安倍総理がキルギスを訪れ、経済支援や人材育成支援、人的・文化的交流を行う旨の共同声明を出しました。なかなかいい風が吹いてきました。

いろいろなプランを検討し、現地での調査報告も受けて、この形ならとっかかりとしていけそうだというのが上記の税務職員向け教育です。キルギス側からの要請も受けて晴れてスタート切ることができることになりました。

 

ところで、私は中央アジアには行ったことがなく、現地の様子も話に聞くだけで体感したことはありません。

ネットで見る情報だと山と草原の牧歌的な素敵な国のようです。またそこに暮らす人々は外見が日本人そっくりで、知り合いの大学のK先生がデンバーで「お前はキルギス人だろ?」と声をかけられたことがあるとか。むしろ私の方が日本人っぽくないかもしれません。

ただ問題は食事。
私は羊の肉が、たとえラムであっても、「うちのお店のは全然臭わないから大丈夫」というお店のであっても、まーったくダメなのですが、この辺りを見ると・・・ うーん、私ダメかも・・・ と思ったり・・・

いっそ、この機会にダイエット?? と妻に言われたりしております。いやはや。

 

現在まだ計画段階中ですが、恐らく5月頃に現地に訪問する予定です。その際にはキルギスのこともお伝えできればと思っております。乞うご期待。

 

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