前号でeラーニングアワード2016フォーラムの報告をアップしたところですが、その中で「今年は教育ビッグデータやラーニングアナリティクスの発表が多かった」と感覚的な話をしました。
感覚ではなくデータドリブンに検証して事実を述べるというデータサイエンティスト的な行動原理からすると、この感覚的な判断はアウトで(笑)、果たして本当のところどうだったのか? を確かめるべく、イージーに講演タイトルや講演内容のテキストを形態素解析してタグクラウド作ってみました。
なお、サービス名や会社名などの固有名詞は外した方がいいかなと思い、明らかな固有名詞を外すクレンジングは施してます。また、同一の講演を複数回行っている場合は重複を削除しています。
まずは講演タイトルをタグクラウド化・・・
次に講演内容のテキストをタグクラウド化・・・
最後に、タイトルと講義内容のテキストと合わせてタグクラウド化・・・
いずれのタグクラウドも「活用」と言うワードが再頻出でした。「〇〇の活用」とか「活用事例」とか「〇〇を活用した」などなど「活用」はマジックワードでして、タイトル決める側からすると頷けます。この傾向は今回のイベントに限らずこの手の講演会では多用されそうです。
他、「日本」「事例」など、一般的な用語が続きますが、「日本」が多いのもちょっと興味はありますが、まあ無視してよいでしょう。
この辺りから内容を反映した単語が並びます。この辺りからが本命というところでしょうか。
そして、その中で最も多いのが「データ」・・・ やはり「教育ビッグデータ」系の講演が多かったようです。私の感覚はそれなりに正しかったようです。
他にも、「グローバル」や「ICT」、「プログラミング」「人材」などがキーワードでしょうか。この辺りもこの分野のキーワードとしては押さえておいてもよいでしょう。
実際にデータで調べてみると、感覚の正しさや意外な気づきが得られますね。まさにラーニング・アナリティクス(笑)
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