Author Archives: 吉田 自由児

About 吉田 自由児

ヒゲこと、株式会社デジタル・ナレッジ 代表取締役COOの吉田がお届けします。 弊社関連の情報だけでなく、eラーニング周辺の話題についても触れます。

インターネットスクール開講~販売支援サービス「StudySmart」オープン

皆さん、こんにちは。ヒゲです。

ここしばらく、全国を豪雨が猛威をふるっております。単に雨が降るだけでなく、河川が氾濫し各地で被害がおきております。

先日の隅田川の花火大会もゲリラ豪雨のため中止になりました。
隅田川の花火大会、私は子供たちを連れてスカイツリーまで観に行っていたのですが、先に花火がスタートした第一会場の花火は我々の場所からは見えず、7:30からスタートする第二会場の花火が打ちあがる直前に激しい雷雨となり、屋根のある場所に避難しながらの花火でした。すぐに終わりましたし、子供からは「花火見えなかった」というクレームが来るし・・・

一昔前は夕立としていたものが、ここしばらくは頻度も激しさも増してゲリラ豪雨やスコールのようになっています。
温帯ではなく、もはや熱帯と化しているようにさえ思えます。

ちなみに私は沖縄育ちでして、沖縄には夏の間はスコールがつきものでした。
猫たちや犬たちぐらい一気にどひゃーっと降ってすぐにやむのですが、ここ最近の東京のゲリラ豪雨は、沖縄のスコールより強烈かつ大規模な感じがしております。

さて、さて、話題かわりまして、今回は本日からスタートした新サービスのご紹介です。

インターネットスクール開講~販売支援サービス「StudySmart
というサービスが本日7月31日から開始されております。

eラーニングでスクールを開講したい企業さん、学校さん、もしくは個人の方に対するサービスでして、
講座制作から配信といったeラーニングシステムはもちろん、販売に必要な販売サイトやECサイトも用意しております。

つまり、これひとつあれば、あとは教材のネタがあればスクールができあがります、というサービスです。

教材作って公開するだけのサイトであれば、ほかにもいろいろありますが、StudySmartの特徴のひとつに「販売力」が挙げられます。
当サイトを使って講座販売をすることはもちろんですが、他にもNTTグループのネットで学ぶオンライン講座N-Academyに広告掲載を行うことが出来ます。
学習意欲の高いN-Academy会員18万人超(2013年7月時点)に直接告知できることは、非常に有効な講座販売の方法だと思います。

さらに、『StudySmart』のサービス開始を記念し、NTTナレッジ・スクウェアさんとの連携により「N-Academyクーポン」の共同利用キャンペーンを実施いたします。
「N-Academy」受講者向けに発行されている、講座購入時に利用可能なクーポンを、『StudySmart』での販売講座においても利用可能とするクーポン共同利用キャンペーンを実施いたします。
(クーポンの利用には「N-Academy」での会員登録が必要となります)

費用ですが、初期費用0円、月額19,800円(税込)~で提供しております。
~というのは、販売講座数が3講座を超えた場合には別途月額費用が発生するのと、講座販売実績に応じて販売手数料が発生しますということです。

つまりは、スタート時点はできるだけ経費を押さえ講座をスタートし、あとは講座のラインナップの拡充や受講者数の増大に応じて費用が発生するモデルで、レベニューシェア的な考え方で運営しております。

インターネットスクールを開講したい、そういうことに興味がある、という方は是非一度チェックしてみてください。

なんでも記録しちゃえ!(Project Tin Can)

皆さん、こんにちは。ヒゲです。

私は身長184cmあるとはいえ、100kgを超える体重でして、誰がどうみたって「でぶ」なのです。これじゃあ健康によくないですし、去年足の裏を痛めて歩けないほどの痛さを経験しました。

「これはやせなきゃ!」ということになり、考えた結果、半年ほど前よりジムに通っております。

仕事が終わって夜中にジムに行き、せっせとプールで泳いでおります。当初はあまり泳げなかったものの、近頃は1時間ほどで1~2kmほど泳ぐようになりました。泳がない日が続くと気持ち悪くなるほどの水泳中毒になっております。

いまのところ三日坊主にならずに継続しておりますが、これにはちょっとしたTipsがあります。
泳いだ記録を全部とっているのです。
Swim Noteというアプリを使ってiPhoneで記録をしておりますが、これが結構いい感じで、どのフォームでどのくらい泳いだかを選択してコメントを書くだけでOK、あとは勝手に距離の累積や過去の比較ができるようになっております。これが励みになるんですよね。記録に穴をあけるわけにはいかないので、ついがんばっちゃうのです。
このSwim Noteにはtwitter/Facebookへの投稿機能もあり、毎回登録するたびに投稿しております。周りからの突っ込みや激励も、継続の力となっております。
Swim Noteの画面スナップ
これは以前紹介したNike+にも似てますね。あちらもジョギングを記録し、それを周りとシェアすることでモチベーションを維持しようというものでした。
(ちなみに、プールに通いだしてちょうど100回、130kmに達するようです)

他にも今いる場所を記録するFoursquareも私は愛用しております。
今いる場所をGPS機能の情報をもとに場所を特定してチェックインして記録するというものです。チェックインした情報は蓄積され、どこに多くチェックインしたかがわかります。

Foursquareのおもしろいところは、このチェックイン情報がFoursquareというアプリ/サービスで閉じられているのではなく、他のシステムとも連携しているというところです。マッシュアップしやすい環境が提供されており、サードパーティがFoursquareのデータを活用したサービスを作ることもできます。Facebook/Twitterなどのソーシャルメディアに投稿するのはもちろん、チェックインしたデータを他のファイル形式で出力することもできます。これを使えば、Googleカレンダーにいつどこにチェックインしたかを表示したり、Googleマップに過去のチェックインした場所を表示することだってできます。

FoursquareのチェックインをGoogleMapで表示した例
上の図は私のチェックイン情報のKLMデータをGoogleマップに取り込んだ例です。
(私の行動範囲が明白ですね)
やり方はコチラを参照ください
他にもEvernoteも、なんでも記録しちゃうという意味でカテゴライズされるソフトかもしれません。メモや写真などのデータをクラウドに放り込むというサービスですが、身の回りにもEvernote中毒者は多く、私もそのひとりで、あらゆるメモや議事録や資料をEvernoteにつっこんでおります。Evernoteなしの生活なんて考えられません!このように、人は何かの行動を記録し、そのデータを活用することで、その行動のモチベーションを高めたり、全体を俯瞰することで何かの価値や意味を見出すことができそうです。
これは昨今流行のビッグデータの流れにもあってますし、さらに付け加えると、その情報をシェアすることでソーシャル的な意味を持たせることもできそうです。

この感覚を学びにももってこれないかと、ここ数年、考えております。
それもeラーニングだけでなく、オフラインにも適用できれば面白いんじゃないか・・・ 今言われているポートフォリオ的なものも実現できるんじゃないか?
そんなことを考えて、システムの仕様を書きあげたりもしております。
そんな中、おお、まさに、これこれ! というのを見つけたのです。
eラーニングの標準規格SCORMの次世代版、Tin Canというのがそれです。
Tin Canは、アメリカのADLが2012年から進めているプロジェクトで、次世代SCORMといわれているものです。
ただ、これまでのSCORMとはまるっきり別の代物で、従来のSCORMである1.2や2004ではコンテンツの相互利用性で互換性をとるための規格という性質だったのに対して、Tin Canは互換性の維持を目的としていません。じゃあ何か? というと、Tin Canはあらゆる学習記録を記録しようというものなのです。

LRS(Learning Record Store)というものがコアあり、このLRSのAPIを使って、ありとあらゆるものを記録しちゃおうというものです。
つまり、eラーニングでの学習履歴はもちろん、電子書籍の読んだページ、集合研修の結果、OJTや実習の状況、はたまたゲームやFacebookなどの他のメディアの履歴などなど、あらゆるものをLRSを経由して記録できるというわけです。
しかも、REST+JSONで、モダンで使いやすいインターフェイスです。これ、とても便利ですし、昨今の学習環境にそぐっているとおもうんですよね。
そういう意味でここしばらくTin Canの資料やAPIの仕様を読んで、ふむふむ、これは面白そうだなぁと思っております。
本国アメリカでもそうですし、日本でも普及するかどうか、まるっきり分からない状態ですが、ただ、個人的には何かTin Canでやってみると楽しそうな予感がしております。

より詳しく知りたい方はADLのサイトをごらんになるのもいいですが、先日のeLCでの講演が、日本語で、かつとても分かりやすく説明されておりますのでおすすめです。
千葉工大の仲林さんの規格の話もためになりますし、BBTの原さんの講義も、とても分かりやすくTin Canを説明しており、どなたでもTinCanの優位性がお分かりになるかと思いますのでおすすめです。
私は当日参加できませんでしたが、参加したかったです。
あ、ちなみに冒頭の、私のスイミングですが、ここ半年ほどで12kgほど体重を落としました。
ただ、ここ3ヶ月ほど停滞しております・・・ うーん。

久しぶりの更新/新たな戦力/求人

皆さん、こんにちは。ヒゲです。

なんだかこのBlogをずいぶん更新せずにおりました・・・ すみません。

今日5月31日は弊社デジタル・ナレッジの上期の最終日です。
おかげさまで18期をなんとか無事に折り返すことができそうです。
これもひとえに皆様のご支援のたまものです。
どうもありがとうございます。
これからも引き続きご支援のほど、よろしくお願いいたします。
この4月に、新たに弊社に3名の新卒の新入社員が入社いたしました。
ここ数年、毎年新卒の方を受け入れているのですが、新人さんが加わると会社の雰囲気ががらっとかわりますね。
なんだかミントのようなピュアでさわやかな風が社内を吹き抜けております。
本日はそんな新人さんたちの成果発表会、この2ヶ月で学んだことを発表してもらいます。
3名は今から緊張しているかと思いますが、いい発表になることでしょう。
次の弊社の戦力となり、活躍してくれることを楽しみにしております。
さて、そんな弊社ですが、さらに新たな仲間を募集しております。
弊社は創業以来、ずーっと教育関係の開発だけを行っている開発会社ですが、
さらに開発を推し進めよう!ということで、エンジニアをもっか募集中です。
開発環境としては下記の技術が必要です。

■以下の開発経験
    • .NET#C
    • MS SQL Server 
    • HTML
    • Eclipse Java
こちらのいずれかの開発経験がおありのかたは是非!
(そこのアナタ、まさに、ご一緒したいスキルの持ち主です)
また、下記技術領域への関心や、趣味でいじってますよー という方も歓迎です。
■以下の分野への興味・関心
    • Xcode/Objective-C 
    • Android SDK/Eclipse
    • FLEX/AIR
要するに、これらはスマフォとかタブレットなどのデバイス対応です。
新たな学びの環境をご一緒に作っていければと思っております。
エンジニアの皆さん、ちょっと面白そうだなと思った方は、是非お問い合わせください。
詳細はリクナビさんに掲載されている募集要項をごらんください。
その他の職種ももっか募集中です。
ディレクタ(一般に言うSEとかマネージャに近い職種です)と
コーディネータ(一般に言う営業職種です)
です。
お客様と想いを共有し、プロフェッショナルの精神で形にし、夢や希望をかなえるお仕事です。
我こそは、という方は是非お問い合わせください。
詳細は弊社サイトに掲載しております。
ちなみに、サイトには先輩社員のインタビューオフィス紹介なども掲載されております。
なんとなく弊社の雰囲気がお分かりいただけるのではないでしょうか。
ご興味のある方はぜひお問い合わせのほど、よろしくお願いします。
一緒にお仕事し、「学びの架け橋」をたくさん架けられるのを楽しみにしております。
エントリーお待ちしております。

eラーニングアワード2012フォーラム開催

皆さん、こんにちは。ヒゲです。

なんだかすっかりご無沙汰してしまいましてすみません。
バックナンバーを眺めてみると、3ヶ月ぶりの更新。
前回は「暑い!!」とか書いていたのに、今や季節はめぐり、もう冬直前。
朝の通勤が寒くて、そろそろコートを出すべきかどうか考えております。
さて、今回はeラーニングアワード2012フォーラム開催のご案内です。
eラーニングアワードフォーラムとはどういうイベントかといいますと公式サイトより抜粋すると・・・
「eラーニングを取り巻く現状と未来」について豊富な事例とともに紹介・発表・議論する国内唯一の総合フォーラム『eラーニングアワード2012フォーラム』を開催します。

また『日本e-Learning大賞』授与式を併催し、先進事例を広く募集、省庁からの表彰・発表の場を設け、フォーラムをさらに盛り上げます。


これらを通じて、新たなビジネス・雇用機会の創出、教育改革・学力の向上など、産学官におけるeラーニングの普及・有効活用・発展に大きく寄与しうるものとなるよう開催します。

というイベントです。
弊社は今年もスポンサーとして当フォーラムを支援しております。
今年1年のeラーニングの代表的な事例が発表されたり、各社が現在の状況や今後の展望について紹介します。
開催は11月28日(水)~30日(金)の三日間、会場は秋葉原UDXです。
当日は様々なプログラムが準備されておりますので、是非ご興味のあるものにご参加ください。
尚、弊社も出展およびセミナーで講演いたしますので、ご興味のある方は是非事前申し込みのうえご参加ください。
講演概要は下記の通りです。
企画講演 11/29(木)13:00~13:50[受付中]

はが 弘明 氏 吉田 自由児 氏

デジタル・ナレッジが推進する、2013年のeラーニングシステムの方向性

~ビデオ、スマフォ、タブレット、ソーシャル、ゲーミフィケーション~
株式会社デジタル・ナレッジ 代表取締役社長

はが 弘明 氏



株式会社デジタル・ナレッジ 取締役

吉田 自由児 氏

■講演概要

“ビデオ・動画””スマフォ””タブレット””ソーシャル””ゲーミフィケーション”を取り上げ、

事例700組織を超える企業・スクール・学校のeラーニングを立ち上げた

デジタル・ナレッジが2013年の学習環境を探ります。

———-
なお、事前申し込みが必要になりますので、サイトよりお申し込みください。
お申し込みはこちらからです。どうぞよろしくお願いします。
上記、ごらんいただければわかるとおり、弊社代表の「はが」と、ヒゲが登壇いたします。
当日の内容は現在ふたりでこねこねしておりますが、
既存の弊社商品やサービスの紹介というより、
今の動向や受講者ニーズをふまえた、来年以降の弊社商品・サービスの方向性について
おはなしできるのではないかと思っております。
弊社についてよくご存知のかたも、「へぇーこういう方向性のことを考えているんだなぁ」と感じていただける内容を
準備しておりますので、ぜひお楽しみください。
一点、若干サプライズ(笑)あり、
えーと、ただいまヒゲはダイエット中でして、じゃーーっかん「ほっそり」しております。
数字で言うと、今時点で7kgほど体重を落としました。
そういうわけでヒゲをよくご存知な方は「あれ? ちょっとやせたかも???」と思っていただける(かも)。
こちらもあわせてお楽しみにしておいてください(笑)
当日ご参加いただいた方は是非ヒゲを見つけてお声がけくださいね。
当日お会いできるのを楽しみにしております。

動画講義コンテンツをGoProで制作できるか試してみた

皆さん、こんにちは。ヒゲです。

いやぁ、それにしても暑いです。
連日30度越え、日によっては35度を越える日も珍しくない日々が続いてます。
最高気温32度と天気予報でいわれると「今日はちょっと涼しいなぁ」と思うくらい感覚が麻痺してます。
沖縄育ちの私が言うのもなんですが、東京は灼熱です。
ちなみに、沖縄の友人が東京に来ると「東京は暑い!!!!」と言います。
なんでしょうか、東京の暑さは熱がこもってる感じです。
さて、今日は映像撮影についてのお話です。
ここ数年、eラーニングのコンテンツのメインが動画になっています。
スライドやFlashアニメーションではなく、大画面の映像をどーんと見せて学習するというスタイルがそれなりに広がり浸透しているように思います。
これには
  • 教員/講師の負担が少ない(従来の授業のやり方そのままが電子化できる)
  • PCやスマフォで動画を閲覧することにユーザが慣れた
  • 動画ファイルはエンコードの工夫でマルチデバイスに配信できる
以上のような背景があるように思います。
そういうわけでeラーニングのコンテンツとして動画が多く取り上げられる機会が増えてますが、そうなると動画コンテンツを手軽に、大量に撮影しなければなりません。
一部のコンテンツはスタジオでがっつり撮影するというのはありでしょうが、すべてをスタジオ撮影にするとコストも手間もかかってしまいます。そこで手軽に撮れる方法も検討しておく必要があるのです。
講師がひとりで手軽に撮影でき、それなりの品質で収録できるもの・・・
家庭用ビデオカメラで撮影するという手はあると思います。品質も高く値段も抑えられるので、これは手としてあります。
もうちょっと何かないかな? と思い、先日ひらめいたのが、GoProというカメラ。
これ、もともとは自転車やカーレース、サーフィンなどのスポーツをプレイヤー視点から録画するカメラです。
近頃のバラエティ番組でバンジージャンプするときにヘルメットに装着して体験者の見た目で映像を撮ったりしますが、ああいうのに使われているカメラです。
これがその例です↓(クリックしてください)
最新版のGoPro HD HERO 2では、HD画質で録画できますし、画角が170度と驚異的な広さを持つので、講義を撮るには悪くないなと思って試してみることにしました。お値段も3万円程度とお手軽に購入できます。
もともとスポーツ撮影用とあって、ヘルメットに装着するパーツがあったり、防水だったりと、授業収録用だけで考えるといささかスペックが極端に寄ってますが・・・
GoPro HD Hero2には、本体性能はかわらないものの付属パーツが異なるエディションがいくつかあり、今回購入したのはモータースポーツ・エディションというもの。
本来は車のボンネットなどにつけるであろう、大きな吸盤のマウントがついています。これを机の上にぴたりとひっつけて収録できるんでは? というわけです。
ちなみに透明のカバーは防水ハウジングでして、このケースに入れてぴったりと封入します。裏蓋が標準で2種類ついており、完全に防水にしちゃうのと、スリットがはいっていてマイクの音が拾えるのもあり、今回は防水の必要はないので、スリットが入っているほうを選択しました。
私の手の上に載せてみましたが、サイズ感、おわかりいただけますでしょうか?
(私の手が大きいから参考にならないという意見は、この際おいておきます・・・・)
本体部分だけを見ても、かなり小さいのがお分かりいただけるかと思います。
本体にはSDが刺さるスロットがあり、ビデオ映像はSDに記録されます。SDカードをPCに差せばOKです。
ちなみにボタンは2つのみ。フォーカスはパンフォーカス(すべてにピントがあっている状態)です。
授業収録をするときには、ボタンを1つ押すだけでOKという手軽さです。
ここも比較のため、私の指も一緒に写してます。
(私の指が大きいから参考にならないという意見も、先ほど同様、この際おいておきます・・・・)
さて、このGoPro2を設置してみました。弊社の会議室のホワイトボード前においてみました。
ホワイトボードの前、1mぐらいのところの机の上にピタッと吸盤をひっつけてみました。
こんな状態で設置して、実際にホワイトボードの前でごにょごにょ話してみたのが下記映像です。
設定によって、画角が数パターンあるので、それぞれ試してみました。
画像をクリックすると実際の映像が再生できますのでご確認ください。
一番広い画角のWIDEで撮影してものです。さすがに広角なのでゆがみ(ディストーション)がはげしいです。ホワイトボードの縦の線がぐにゃっとゆがんでいるのがわかります。
まあ広い画面を収録できるけど、ゆがみがかなり気になります。
当初から予想はしていたけど、思った以上にぐにゃっとしてます。何人かに見せてみましたが、「うーん、これはちょっと・・・」という人と「情報量がつめこまれているし簡単に撮れるから、まあいいかもしれない」という人に分かれます。
それではということで、もうすこし望遠によせてみました。解像度によりますが、GoPro2は3つの解像度から選択でき、このNORMALは、真ん中の焦点距離です。
レンズで工学的にやっているというより、デジタルでデータを切り抜いている感じがします。
まあまあの見易さでしょうか。先ほどのWIDEよりは違和感がありませんが、これでもどうしてもディストーションはでます。
最後は一番望遠にあたるNARROWです。
望遠といってもこの機材でいう望遠なのでそんなに望遠というわけではありません。
全体を写すというより、どうしても手元を移すという感じになってます。
ただこの映像、1mぐらいの距離のところにカメラを置いているので、もっと下げたところに置くといいかんじになるのかもしれません。
以上、それぞれの画角で試してみましたがいかがでしたでしょうか? 1m程度の距離でも、ぼちぼちのものは撮れるなぁという感じです。個人的な感想をちょっとまとめてみます。
(これはいい!)
    • GoProは2つのボタンしかなく、簡単に操作できる。パンフォーカスなので、フォーカスをあわせる必要もない。
    • 画質もそこそこいい。ホワイトボードの字も読める程度
    • 広角レンズなので、距離が稼げない狭いところでもホワイトボードの全体が写せる
    • (ありえないけど)水の中や空中などで撮影するのには向いているのでそういうコンテンツならOK
×(これはちょっと・・・)
    • 広角固有のディストーション(像のゆがみ)が出てしまう → 画角の調整でやや改善する。
    • カメラを机の上に設置し、すぐ前に講師が立って講義をすると、ガリバーを見上げる小人みたいな構図になってしまう → カメラ位置重要
    • 音声がこもってしまう → 外部マイク接続したらOKではある。ケースに穴を開けるかスケルトンハウジングが必要
    • GoProそのものには液晶画面がないので、映像の確認、プレビューができない → 別途LCDオプションは存在
    • そもそもオプションをたくさんつけると、普通のカメラでいいんじゃない? という話になる → まあたしかに
以上、これまでの実験結果をみてみました。
どうでしょう、工夫次第では使い物になりそうな気もします。安い機材ですので、ご興味がある方は買ってお試しください。
ちなみに、このマーケットはGoProがほぼ独占状態ですが、他社も参入してくるようですので、そっちも試してみたいですね。