Author Archives: 吉田 自由児

About 吉田 自由児

ヒゲこと、株式会社デジタル・ナレッジ 代表取締役COOの吉田がお届けします。 弊社関連の情報だけでなく、eラーニング周辺の話題についても触れます。

授業運用支援"ClickerNow!"をリリース

皆さん、こんにちは。ヒゲです。

皆様のご自宅にはパソコンありますでしょうか? 我が家にも1台MacBookというマッキントッシュのノートパソコンがあります。
初代MacBookで、もう5,6年ほど使っています。ちょっと古いタイプで最新のOSのアップデートできず、古い環境(Leopard)で使っていました。
なにせ写真を大量に撮るので、現状2万枚を超える写真データに耐えられるように途中内臓HDDを自分で取り外し大容量HDDに装着したりしてます。バッテリーはとうの昔にほぼ使えなくなっており、電源さしっぱなしです。トラックパッドがきかなくなり、トラックパッドを設定から外しマウスを取り付けたりしてますし、子供がキーボードを叩いて壊したこともありましたが、それを付け直したりもしてます。
このように大事大事に使ってきましたが、HDD空き容量問題がたびたび発生し、ファイルを消したり調整したり騙し騙し使っていたものの、とうとう先日問題が顕在化、にっちもさっちもいかなくなり、新たにiMacを購入しました。昔に比べて劇的に安く購入できました。
新しい環境、とても快適です。速度が速くなったりHDD問題に悩まされなくなるのはもちろん、既に導入されているiPhone、iPadとのクラウド環境(iCloud)での連携、そして従来も出来ていましたが、AppleTVとの連携やTimeCapsuleでの無線LANによるデータバックアップなどが実現され、まあ実にハイテクで最新鋭のAppleワールドが繰り広げられています。
ちょっと前は夢でしかなかったこれらトータルシステムを、テクニカルな様相をまったく見せることなくごく自然にやってしまうというのは、本当にすごいことだなぁとしみじみ感じ入っています。
技術が難しいことを難しく見せるのではなく、難しいことをいとも簡単にやってのけるのが洗練・普及なのだなと思います。
子供のころ夢見た世界が現実のものとなって、我が家にもやってきました。
あとは車が空を飛ぶだけです(笑)
さて、今日はそんな近未来を示唆するような新商品のご紹介です。
教室やセミナールームで授業や講義を行うというのは昔も今も代わらない授業スタイルです。
先生が前に立って講義をし、それを受講者がきいている。
ときどき先生が受講者を指したり、受講者が質問をしたりする。
先生の問いかけに挙手でこたえたり、先生は受講者の反応を見ながら授業運営を行っている。
そういうスタイル、皆様は必ずこのスタイルの教育を受けたと思います。
ただ、これは日本人固有の問題なのか、受講生はシャイで手を挙げられなかったり、皆の前で質問するのは恥ずかしくてなかなかできないという傾向にあります。結果、受講生のフィードバックがなかなか得られず、先生からの一方通行の授業になりがちです。
今回リリースしたClickerNow!は、この授業運営の問題をスムーズに手助けするツールです。
各受講者には弊社の専用端末StudyPadなどのAndroidの端末を配布しておきます。ここに設定したClickerNow!を利用して、授業の理解度、クイズ・アンケート、質問・感想をフィードバックします。それを教室のモニタで他の受講者や先生と共有し、授業を進めていくというものです。
上記のような「マル」状の絵が各端末に表示されており、ここを操作して理解度・アンケート・チャットを送信します。こうして送信された全員の集計結果は1画面にまとまって表示されます。
ClickerNow!の説明や実際に活用した例を映像で収録しております。
YouTubeにアップしておりますので、よろしければコチラからごらんください。
ここで講義をしているのは、ヒゲこと私だったりします・・・
実際にこのClickerNow!を活用したセミナーや講義を行ってみましたし、先日のオープン記念イベントでも当システムを活用したセミナーを開催してみました。
受講された方、先生含め大変好評でした。授業も活性化されますし、適度の緊張感もありますし、受講者の参加意識も高まり、結果いい授業ができたように思います。
昨日よりリリースしておりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。
弊社にてデモもできますので、秋葉原にお越しいただければ実際の授業もご体感いただけます。
詳細は弊社サイトに掲載しております。
ClickerNow!で近未来の授業を是非ご体感ください。

【11月21日、22日】e-Learning Awards 2011フォーラム 開催

皆さん、こんにちは。ヒゲです。

携帯、何をお使いでしょうか?
私は傍からは「携帯おたく?」っていわれるぐらい大量の携帯を持ち運んでます。以下の通り。
  • ずーっと使っているDocomoのガラケー(実家との電話、Suica専用マシン)
  • 会社支給のDocomoのGalaxy S(業務用の電話用)
  • 会社支給のPHS(これは現在は内線専用)
  • ソフトバンクの人にしか電話しないけどiPhone(利用時間は圧倒的に長い)
  • (番外)通信するときに使うEMOBILE(GalaxySをネット接続するときには利用)
ちょっと席を移動するだけでもひと荷物です。プライベートで出かけるときでさえ3台は持ち運ぶので、結構大変だったりします。
さて携帯と言えばiPhone4Sが発売されましたね。皆様の中にも入手された方もいらっしゃることでしょう。
私ですが、平日AMの受付開始でしたが、育児休暇中の妻が並んで申し込んでくれました。
発売日当日は端末受付のサーバが落ちたりしてえらい騒ぎになりましたが、なんとか入手できました。
ますます妻に頭が上がりません(笑)
今回のiPhone4Sの発売にあわせて、妻の分も購入。これまでのソフトバンクのガラケーからiPhone4Sに機種変更し、妻にとっては初めてのスマフォなわけです。
セットアップが面倒くさそうで嫌だと言って、私に設定を下請けに出しましたが、ある程度設定して基本的な使い方を教えると、あとはさくさくやってました。PCリテラシはそこそこあるとはいえ、マニュアルも読まずに導入できるのはさすがAppleです。
そして同時にiPad2を2台注文しました。1台は我が家に置いて、主に私と子ども(四歳児)のおもちゃに。もう1台は私の実家の父にあげようというわけです。父はiPadのTVCMを見て、ずっとあれを欲しがっていたのです。PCがないので見送ってましたが、iOS5からPCレスになったので併せて購入した次第。
子ども(四歳児)は既に私のiPhoneで遊んでいるので、何の違和感もなくiPadを受け入れてます。
お絵かきや字の練習や迷路や足し算などのアプリで遊んでいます。
同じ保育園の組の子どもでも、iPadを使い倒している子が結構いるのを見ると、本当に分かりやすく直感的なインタフェイスなんだなぁと改めて感心します。
この記事にも赤ちゃんがiPadを使いこなすこと、逆に紙媒体でデジタルな対応をしちゃうことが見て取れます。
71歳になる父(パソコン苦手の文系。インターネット非使用)にもiPad2とウルトラWifiをセットアップして送りました。
電話で方法を伝えながらウルトラWifiの電源の入れ方やiPadの簡単な使い方を説明しました。
やはり概念が分かりづらかったりするようなのですが、ちょっとは使えるようになったようです。
地図アプリなどに感動してました。
そして何より驚いていたのがFacetime。Appleのテレビ電話システムです。
Wifi環境でそれなりに高画質な映像と音声でやり取りができるFacetimeですが、今までの携帯電話のテレビ電話機能より高画質だし画面が大きいし、(なにより直接的にお金がかからないし)とても驚き、そして喜んでいました。
娘ともFacebookしてましたが、孫たちの成長が見えて大変うれしかったようです。
技術って、こうあるべきなんだなと感じています。
私のようなそれなりにナードでギークな人だけでなく、一般ユーザ、まだ小さな子ども、そしてお年寄りまでもが使えるというのはすごいことだなと、改めて思いました。コンピュータ技術ってこうあるべきなんだなと、原点を見た思いがします。
まあいいことばかりでなく、我が家にはiPhone 4Sが2台、3GのiPad2が2台、これだけの回線料金や機種代を払うというApple税(もしくはソフトバンク税)が重くのしかかるわけですが・・・・
閑話休題。
(今回は長くなりすぎました。すみません)
さて、今回は11月21日、22日に秋葉原UDXにて開催される”e-Learning Awards2011フォーラム“のご紹介です。
e-Learning Awardsそのものは今年で8回目を迎える”日本eラーニング大賞“を継承してます。従来日本eラーニング大賞は毎年夏に開催される展示会e-Learning WORLDの中で行ってましたが、今年からe-Learning WORLD教育ITソリューションEXPOとの共催になった関係で、スピンアウトしました。
ただ単に日本eラーニング大賞を表彰しておわりではなく、せっかくなのでeラーニングの動向や事例など、最新かつ実践的な情報も発信していこうということで、このフォーラムは企画されました。
このフォーラムは弊社と数社とで企画し、実際の開催にこぎつけました。
利益云々ではなく、eラーニングの可能性をアピールしたり気づいてもらったりできる場を作り、業界全体を盛り上げたいという想いです。
我々の趣旨にご賛同いただき、多くの方のご協力、ご出展、ご参加お申し込みを頂いております。誠にありがとうございます。
当日は基調講演や特別講演をはじめとする講演で、様々な方面でご活躍の講演者をお呼びしております。
基調講演の1つ目ですが、最近テレビでもよくお見かけする慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科教授でデジタル教科書教材協議会の副会長兼事務局長でもいらっしゃる中村伊知哉先生による『教育クラウド』のご講演は今後の教育の動向を探る意味でも必見だと思います。
基調講演の2つ目には、今回のフォーラムの実行委員長である電気通信大学大学院 情報システム学研究科の岡本 敏雄先生にご登壇いただきます。岡本先生はeラーニングの黎明期から様々にご活躍なさりeラーニングへの深い洞察をお持ちですが、日本だけでなく世界のeラーニングの最新動向についてご講演いただきます。
さらに、特別講演として
グーグル日本法人の前名誉会長であり、株式会社村上憲郎事務所の代表取締役 村上 憲郎様にもご登壇いただき、「未来を切り拓く人材の育成」というテーマでご講演いただきます。多くのグローバルIT企業の日本法人トップをご歴任され、特にあのグーグルのご経験を踏まえた人材育成についてご講演いただきます。
その他、ここでは紹介しきれないぐらい多くの講演が予定されております。
普段はめったに聞くことができない、実際に導入されている企業さん/学校さんによる講演やパネルディスカッションを多数用意しております。観念的なものというより、生々しい情報、すぐに参考にできる情報や(もしかしたら)オフレコの話なども飛び出てくるんじゃないでしょうか。
既に導入されている方で今後の活用についてお考えの方、現在導入検討中の方、ご興味のある方など、幅広い方のニーズにお応えできるかと思います。
プログラムにつきましてはこちらよりごらんいただけます。
事前申し込みが必要な講演もありますので、事前にご確認ください。
ちなみに弊社も執行役員の小林が22日の12:10-13:00に講演いたします。
eラーニング戦略研究所がこれまで実施してきた各種調査結果から2012年の教育市場、企業内教育の行方を分析する。iPad、iPhone 、Android端末、電子黒板など新教育デバイスの誕生で教育・研修はどう変わるのか?
というテーマで講演いたします。
こちらも是非ご参加ください。
当日は私も会場にいる予定ですので、
お見かけの際には是非お声がけください(笑)
皆様のご来場、心よりお待ちしております。
【e-Learning Awards 2011フォーラム公式サイト】http://www.elearningawards.jp

Appleの創業者Steve Jobs死去

皆さん、こんにちは。ヒゲです。

今朝は衝撃的なニュースから始まりました。
Appleの創業者にして前CEOのSteve Jobsが死去されました。
まだ還暦手前、56歳での早すぎる死です。
Jobsの歴史はパーソナルコンピュータの歴史でもありました。
以下、個人的な感慨こみの振り返りです。
Jobsとウォズニアックらにより誕生したApple Computer、
ガレージから手作りで作られた”Apple I”、
“Apple II”というパーソナルコンピュータにより家庭へのコンピュータの普及にノックをしました。
私が子供だったころ、パソコン雑誌でこのパソコンが取り上げられたり、通販でApple IIの互換機が売られていたのを覚えてます。
当時、日本のPCといえばNECのPC6001や8001、その後の8801シリーズが主流で、僕らにAppleが届くことはありませんでしたが、子供心に「ハイカラなパソコン」(笑)という印象がありました。
そして1984年、ビッグブラザー=おそらくIBMを仮想敵として、Appleが退屈なコンピュータに戦いを挑む伝説的なCMでデビューしたMacintoshの誕生、マウスとウィンドウからなるGUIという概念でコンピュータを簡単に使いやすく作り上げて、その後のパソコンの基礎を固めました。
決してJobsがこれらの概念をゼロから作ったわけではないですが、それを形にし、細かい使い勝手や美しさにも徹底的にこだわり、商品のレベルまで高めたことは偉業ですし大いなるイノベーションだったと思います。
当初はとても高価で、医者やお金持ち専用マシンという感じがしました。
ただそれでは売れないのでだんだんと値段を下げ、普及に向かっていきました。
Macintoshはその後発展を続け、その使いやすさ、マルチメディア性が評価されたのか教育現場でも広がっていきました。
当時は”HyperCard”というソフトがあって、手軽にオーサリングをしてマルチメディアコンテンツが作れるというので、様々な教育関連のソフトも作られました。小中学校の先生方がハイパーカードで様々なタイトルを作っていたのを覚えています。
私が最初のMacを手に入れたのは、Macintosh Classicという一体型のパソコンでした。搭載OSはSystem6、9インチのモノクロのモニタでSuperDriveという3.5インチのフロッピーがついたものでした。
当時はすでにカラーもあったし、モニタももっと大きいのが普及してましたが、それでもこのパソコンは使い勝手が良かったです。起動時にマック君がにこやかに歓迎してくれたり、mマウスを手にフォルダを開くだけで感動しましたし、StyleWriterとあいまったWYSIWYGという世界観にうっとりさえしました。ファイルをゴミ箱に入れるとふくらみ、空にすると音をたててゴミ箱が空になったり、フロッピーをゴミ箱に入れるとイジェクトされたり、そんなUIに惚れました。まさにあれはデスクトップでした。
これまで使っていたNECのPC9801シリーズとはぜんぜん違うLook&Feel、未来を感じました。
その後1993年にMacintosh Centris 610というピザボックスのような筐体のMacを買いました。CD-ROMを搭載し、当時最新のSystem 7(日本では漢字Talk 7と呼んでました)というOSを駆使して、それはそれはすばらしいパソコンでした。当時はまださほど普及していなかったインターネットに大学にPPP接続してアクセスしたり、C言語でプログラムを書いたり、レポートを作成したりと、学生時代の私を大いに支えてくれました。
個人的にはQuickTimeでマックで動画が動いたときの衝撃が一番大きかったです。
うわ、パソコンで動画がうごいてるよ! って、ただそれだけで感動したものです。
その後PowerBookを3台、MacBookを2台使いました。今も我が家でMacbookは稼動してます。
PowerBookは今考えればとてつもなく重たいノートでしたが、作りがよくてイノベーティブで、いずれも使い倒しました。
このMacintoshの時代には、実はJobsは関係していません。
Jobsは1985年にApple Computerを追われる形で辞職、その後1株だけ保有し続ける(決算報告書を受け取るために)という関係のみに留まりました。
その後、NeXTを設立、エレガントな筐体と凝ったOSで話題を呼びましたが、商業的には成功したとはいえない状況でした。
ただ、他のOSとはまったく違う志のあるもので、一歩も二歩も先を進んだ未来のOSという感じでした。一般ユーザが使うことはなかったものの、我々は羨望のまなざしというか、先の未来から来たものを恐る恐る、興味深く見るような目で見守っていました。
ここで作り上げたNeXTのOSはその後のMac OS Xのベースとなりました。
当時の私は「JobsはMacの産みの親だし天才肌だし、コンピュータの一歩先を常に考える人だけど、幾分かわった人物だし商業的には成功しない人だよなぁ」ぐらいに思ってました。
周りに聞いたわけじゃないけど、おそらく当時の人はそういう風に思っていたんじゃないでしょうか。
もっともJobsの知名度はそんなに高くなくて、一般の人が彼を知っているというレベルではなかったと思いますけど。
Appleを離れていたJobsはコンピュータ以外にも進出、ルーカスフィルムのCG部門を買収し、PIXARを設立しました。
私はアニメーション業界にいたこともあり、様々な手法のアニメーションのひとつとして、PIXARの初期の短編”Luxo Jr.“を引き合いに出すことが多かったです。
クリックしてYouTubeの映像を見ていただければ分かりますが、無機質的なものに命が吹き込まれ感情が描かれるのが驚異的でした)
その後のPIXARの快進撃、トイストーリーやファインディングニモなどは説明の必要はないでしょう。
CGだけで長編を作るというのは当時考えられませんでしたが、ここでもイノベーティブなことを成し遂げました。もっとも、これはJobsというより監督のジョン・ラセター(私もお会いしたことあります)の才能と情熱の賜物だとも思います。
そして、1996年ごろ、Jobsは再びAppleの舞台にカムバックします。
当時Microsoftの後塵を拝していたAppleはOSも陳腐化しており、これを刷新することを画策してました。
当時のMac専門誌はその様子を刻々と伝えていました。BeOSかSunのSolarisか、はたまたWindows NTか、そしてJobs率いるNeXTのOPENSTEPか・・・ それぞれのOSの特徴やMacOSになったらどうなるかなどなど予想記事が載り、当時はBeOSという読みが多かったようにも思います。
結果JobsのNeXTが勝利、NeXTはApple Computerに買収され、MacOS XはNeXTをベースに開発、リリースされることになりました。
そして、1997年、暫定CEOとしての復活。その後の活躍は目まぐるしく多くの人を魅了しました。
Rolling Stonesの”She’s a rainbow”と共にデビューしたiMac
OSのひとつの完成形を示したMac OS X、
2001年、音楽をテープやMDというメディアを介さずにHDDに溜め込んで大量に持ち運ぶというiPod
音楽や映像、はたまたアプリまでもマーケットプレースとしてシームレスにデバイスとつなげるiTunes、
音楽そのもののあり方やメディアのありかたから変えてしまう力がありました。
2007年、電話機とPCを融合したスマートフォンiPhone
電話の再定義、スタンダードを築きました。
やがて会社名も”Apple Computer”から”Computer”を取って”Apple”に変更し、コンピュータだけでなく、様々な情報機器、サービスを取り扱うという姿勢が示されました。
そして去年、タブレット端末に火をつけたiPad
いずれも実にイノベーティブで、皆さんも少なからず直接的あるいは間接的に恩恵を受けているものばかりだと思います。
これら製品はすべてJobsによるもの、発表のプレゼンの上手さや製品のすばらしさに魅了された人は多いと思います。
発表のたびに、ライブでJobsの発表を見ようと日本で眠たいのをこらえて見守る人が大勢いました。
私もそのひとりだったのですが(笑)
※上記商品名をクリックすると、当時のCMやJobsのスピーチが見られますので、ご興味ある方はどうぞ。
教育の世界でもJobsやAppleは大きな流れをつくったと思います。
PCで学習するという環境は90年前半のハイパーカード、その後のマルチメディアコンテンツの再生という意味でMacintoshが先鞭をつけたように思います。
また学校教育現場へのMac導入にもAppleはかなり積極的に取り組んでいました。そのため長らく教育用=Macという図式ができあがってました。
そして、去年リリースされたiPad、これを教育で活用しようという動きは今なお積極的で、iPadに限らず、様々な端末で教育への活用が行われています。これはJobsがいなければ起こりえなかった流れだと思います。
そんな偉大なJobsが5日に死去しました。
Apple社員はもちろん、Appleユーザ(一部に林檎信者ともいいますが)、その他多くの方に悲しみとぽっかりと穴が開いたような喪失感を与えてます。
一企業の創業者でここまで惜しまれるというのは、そうそうあることではないと思います。
個人的な話題をさせていただくのをお許しいただくとして、このJobsの死去に触れ、私は非常にショックを感じております。
癌、臓器移植、その後の体調不良、先日のCEO辞任など、昨今のJobsを取り巻くニュースからすると、そう良くないとは分かっていましたし、いずれはと思ってましたが、いざその訃報に接すると、とてつもない衝撃と悲しさでした。
これは、私にとって、高校時代にジャズのトランペッター、Miles Davisが死去したときと同じぐらい衝撃的です。
Milesもジャズに様々な革新を起こした人でした。ハードバップ、クールジャズ、モード、フュージョン、エレクトリックなど、新たな境地を開拓し続けた人でした。
Milesは数多くのミュージシャンと競演し、彼と競演した人たちの中からはその後のジャズジャイアントになるような人物もたくさん輩出しました。ジャズのうねりの中心にいるような人物でした。
私は彼のミュートのトランペットが大好きで、高校時代は彼のレコードを聴き倒し、トランペットを練習してコピーしたりしていました。私にとって、彼はヒーローだったのです。
そんなMilesが亡くなったとき、私はすごくショックで悲しかったのです。
ああ、これでジャズはおしまいだ、とさえ思いました。
Jobsの死、これも私にとってはMilesの死のようにとても大きい悲しみと喪失感を味わってます。
ただ、これは終わりではない。
彼の成し遂げたこと、彼から貰った多くのことをわれわれは理解し、
一歩一歩、未来へ歩みを進めるべきだろう。
最後に、One More Thing…..
Jobsの2005年のスタンフォード大学の卒業式のスピーチが残されています。
人生観やこれまで彼の成し遂げたこと、死の意識、自身の信念など、
普段のJobsからは聞くことのできない名スピーチです。
我々もJobs大学卒業ということで、このスピーチに耳を傾けようではありませんか。
ご冥福を心よりお祈りいたします。

eラーニング・ラボ秋葉原 オープン記念イベントにご参加、ありがとうございます

皆さん、こんにちは。ヒゲです。

先週末(9月29日、30日)に開催された”eラーニング・ラボ秋葉原 オープン記念イベント“には当初の目標を上回る方々にご来場いただきました。
おかげさまでとても活気あるイベントになりました。
この場を借りて御礼申し上げます。
また、SBI大学院様、デジタルハリウッド様にご登壇いただき、普段はなかなか聞けない実担当者の生の声をお聞かせいただきました。ご協力に感謝いたします。
私も一日4回、計8回のツアー(各実験教室の説明)と講演を1つ行わせていただきました。
いずれも大勢の皆様にご参加いただき、感謝しております。
なお、当日の講演の模様は、後日動画コンテンツとして公開予定です。
当日参加できなかった方、参加したけどもう一度お聞きになりたい方は是非ご利用くださいませ。
準備できましたらまたご案内差し上げます。
担当者の間でも「また是非やろう!」という話もあがっており、
年明けにでも第2弾をやろうかと画策しております。
どうぞ引き続きデジタル・ナレッジおよびeラーニング・ラボ秋葉原を
どうぞよろしくお願いいたします。

いよいよ明日・明後日開催! 【eラーニング・ラボ秋葉原 オープン記念イベント】

皆さん、こんにちは。ヒゲです。
秋分の日を過ぎて、東京はすっかり涼しくなりましたね。
シルバーウィークこと秋の大型連休も終わり、再び日常に戻りつつあります。
この連休中、秋らしいことをしようと、家族で山梨に泊りがけでいってきました。
四歳の娘が大好きなブドウをたくさん採ろうと、勝沼のぶどう園に行って来ました。
傾斜地のぶどう園で立派なピオーネがたくさん採れました。
また、私の趣味で白州のサントリー蒸留所にも立ち寄りました。
ここには何度も行ったことありますが、サントリーという会社が好きでウィスキーも好きな私にはちょっと特別な場所です。
私以外お酒の飲めない妻子を連れてツアーに参加し、私だけ試飲したり、ここでしか買えないウィスキーを買ったりと満喫してました。
考えてみると、家族で帰省以外の泊まりの旅行に行ったのはこれが初めて、
たまにはこういうのもいいなぁと思った次第です。
さて、
デジタル・ナレッジが飯田橋から秋葉原に引っ越してもうすぐ一ヶ月になろうかとしてます。
オフィススペースは2F,3Fですが、1FとB1Fは我々が入居しても、ずっと「とんかち」続いてまして、ようやく昨晩完成しました。
これでようやくお客様をお招きできるようになります。
すでに案内させていただいておりますが、これにあわせて
eラーニング・ラボ秋葉原 オープン記念イベントを開催いたします。
詳細は前回のBlogでもご紹介させていただきましたので割愛しますが、
ヒゲこと吉田もいろいろとご案内を務めさせていただきます。
金曜日の14:30~15:30の講演と、毎日4回開催される「eラーニング・ラボ 30min探検ツアー」でも私がツアコン(笑)をつとめさせていただきます。
まだまだ準備中ですが、今日の午前中に弊社スタッフを呼んでツアーをやってみました。
30分という限られた時間ですが、eラーニング・ラボの設備や考えが理解できたようで好評でしたよ。
下記日程でやってますので、是非お気軽に遊びに来てください。
eラーニング・ラボ 30min探検ツアーのスケジュール
 29日(木): ①10:00-10:30 ②12:00-12:30 ③13:30-14:00 ④15:30-16:00
 30日(金): ①10:00-10:30 ②12:00-12:30 ③13:30-14:00 ④15:30-16:00
明日、明後日いらっしゃる方も多いと思いますが、
今回は(まだ準備中でばたばたしてますが、特別に)写真でeラーニング・ラボ秋葉原の様子をお伝えします。
なお、全体の見取り図はこのようなイメージです。
では、各設備を見てみましょう。
■エントランス
入り口は線路側です。同じく明日オープンの2k540さん側から入っていただきます。

入り口にはお座りいただけるスペースを用意してます。
今回は移転祝いに頂戴したお花を並べております。
その正面には受付があります。

通常時はこちらから入っていただき、受付でスタッフを呼び出していただく形になります。
明日・明後日のイベント期間中はスタッフが受付をしておりますので、まずはこちらにお立ち寄りください。
なお、記念品もお配りしておりますので(SuperSweetsさんのおいしいケーキらしいですよ!)、お帰りの際にもお立ち寄りください。
内側から入り口側を見るとこんなかんじです。

右側に階段が見えますが、この階段は1Fのeラーニング・ラボと2F以上のオフィススペースをつないでおります。
天井が高く開放感のあるホールになってます。
eラーニング・ラボ秋葉原には各種実験教室や配信室を設けてます。

引き続き各教室
を紹介しましょう。
■インタラクティブ・セミナールーム
40人収容可能な階段教室です。

階段教室なので後ろの席からでも見やすいです。学生時代を思い出しますね(笑)
席から正面を見るとこんな感じです。

講師のパソコンをプロジェクタで正面に映し出してます。
ちなみにこれはフィグラ社のガラスのパネルを利用してます。
また、プロジェクタには電子ペンも搭載されているので、ペンを使ってこの画面に書き込むこともできちゃいます。
各机の上にはAndroid端末”StudyPad“が1人1台設置されてます。
こちらのStudyPadを使って授業の理解度やアンケート、チャットなどを収集でき、双方向性のたかい授業を展開できます。
なお、正面左上のモニタは各受講者の理解度、アンケート、チャットの内容を表示します。
さらに、教室の天井にカメラを設置しており、このカメラから講義風景をライブ配信したり録画することもできます。
■サテライトセミナールーム
1Fのインタラクティブセミナールームの模様は地下1Fのサテライトセミナールームで受講することもできます。

この教室にはクマザキエイム社の55インチの電子黒板を設置してます。
1Fのインタラクティブ・セミナールームの映像と音声を、こちらの電子黒板で再生し受講いただけます。
また、(この写真にはまだ設置されてませんが)StudyPadを設置し、こちらの教室から先生へ理解度、アンケート、チャットなどのリアクションを送ることもできます。
■スタジオ
地下1Fにスタジオも設置しております。

まだ設置作業中ですが・・・・ 
照明設備、各種カメラ、マイクなどはもちろん、
クロマキー合成(講師の映像を別の背景画像に組み合わせる)もできるようなスタジオです。
地下にあるので、前の通りを救急車が通っても「ピーポー音」は収録されません(笑)
ちなみに写真に写っているのは弊社のI執行役員です。
eラーニング・ラボの設備面を調達・調整しております。
さて、地上にもどりましょう。
■VR遠隔会議室
遠隔地同士でもFaceToFaceのような感覚で、距離を感じさせずにコミュニケーションが取れないか・・・
そう思って設置した会議室です。

前の席に座ってモニタを見ると、まるで正面に相手が座っているようなリアルさです。
さらに(まだ準備中ですが)、紙資料を配るときに手前のスキャナに紙を通すと、相手側に印字されて出てくるという仕組みも搭載予定です。
明日・明後日はVR遠隔会議室と弊社の2Fとを結びますが、実際には大阪にある西日本支社とのミーティングなどで活用してみようと思ってます。
■和気藹々和室(わきあいあいわしつ)
会社の会議室には珍しく、和室があります。

靴を脱いでどっかと座り、リラックスしてもらい、親近感を感じながら打ち合わせや議論を行えるように考えて設置してみました。
こじんまりしてくつろげます。
決して「なまちゅー2つ!」とか注文しないでください(笑)
■アイディア教室
人工芝の床に円卓の机と壁一面を取り囲むホワイトボードが特徴的です。

アーサー王と円卓の騎士たちというわけではありませんが、上下関係なく、参加者全員が平等に自由に発言できます。ブレインストーミングやアイディア出しなどに使えるんじゃないかと思ってます。
回り一面ホワイトボードですので、アイディアを自由に書き留めることもできます。
床を人工芝にしているので、ときどきごろんと横になったりするのもいいかもしれません。
■プレゼン・ミニルーム
こちらは、少人数での会議やプレゼンを行うのに利用することを想定してます。

こちらの部屋もアイディア教室同様、壁一面がホワイトボードになっています。
各部屋は以上のような構成です。
では部屋を出て通路に出てみます。
こちらは「エリア」と呼ばれるスペースになります。
■エリア
研究成果や商品・事例を展示する場所です。
下記3エリアより成ります。
  1. 提携研究発表エリア ・・・ 学校さんや企業さんと提携して行う研究成果を展示・発表します。
  2. パネルエリア ・・・ 弊社商品や事例をパネルで展示します。
  3. 体験エリア ・・・ 弊社商品や弊社のお客様のサービスを実際に触り、eラーニングをご体感いただけます。なお、当日はNTTナレッジ・スクウェアさんの”N-Academy“とSBI大学院大学さんのシステムを展示させていただきます。

また、今回システム・デザイン・ジャパンさんに、マルチタッチテーブルをお借りしました。

Windows7と大画面のタッチ画面を組み込んだ大きなテーブルのようなものです。
最大20マルチタッチができる優れものです。
ぐにゅんぐにゅんいじってみてください。
(うちの社内で地図が人気です。ぐにゅんぐにゅんいじれます)
ちなみに写真に写っているのは左から弊社のK執行役員と代表のはがです。
こちらのエリアはまだ最後の工事が進んでます。

はしごに登っている人物、工事業者さんのように見えるかもしれませんが、うちのスタッフです(笑) 
T君、こういう仕事の経験者で今回の引越し・内装プロジェクトに大変力を発揮してもらいました。
(感謝!)
最後に、このeラーニングラボ・秋葉原を企画した首謀者2人を階段の上からパチリ。

左の女性が「ぴーこ」こと近藤取締役、右が代表のはがです。
今回の移転と「eラーニング・ラボ秋葉原」の設置はこの2人の企みから始まりました(笑)
特に近藤は今回の移転と内装工事などで、超人的なパワーを発揮しております。
(まだ現在進行形です・・・ 笑)
以上、写真でeラーニング・ラボ秋葉原の様子を紹介いたしました。
写真でもなんとなくの雰囲気は伝わるかもしれませんが、
百聞は一見に如かずというように、実際に来て見て触っていただくのが一番かと思います。
29日(木)、30日(金) 10AMから開催するオープン記念イベントに是非ご参加ください。
(申し込みは不要、身ひとつで遊びに来ていただくだけで結構です)
イベントの詳細はこちらからごらんください。
eラーニング・ラボ秋葉原でお会いできるのを楽しみにしております。