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KnowledgeClassroomサイト公開

皆さん、こんにちは。ヒゲです。

先週は「大寒」だったものの、その名とは正反対の暖かい日でしたね。
気温の変化が激しいせいか事業部でも体調を崩す人が多発してます。一度誰かがかかると、ちょっとした局地的パンデミックみたいにかかってしまいますね。
インフルエンザで学んだ、手洗い/うがい/マスクは風邪にももちろん有効なので慣行したいところです。
さて、今回はKnowledgeClassroomの紹介サイトがオープンしましたというご紹介です。
詳しくはこちらをごらんください。
従来、このblogでご紹介したり、各営業担当から個別にご紹介してましたが、パッケージとしての作りこみができたので、こうして公開するはこびとなりました。
尚、サイトと併せて、紙のパンフレットも用意しております。
こちらはただいま目下印刷中ですが、刷り上り次第、資料請求時の発送物に加えてお送りいたします。
従来eラーニングが携わっていたドキュメントから、指導(インストラクション)や協調学習・コミュニケーション(クラス)にその領域を広げ、さらに細かくかつ広がりをもって「学びの場」を提供できるシステムになっております。
このKnowledgeClassroomで実現しようとしているのは「クラスでの学び」をネット上で実現しようというものです。
サイトから引用すると
学校などの教育現場では、クラスメイトがいる教室で先生が教育を行っています。教室では先生が一方的に講義を行うだけでなく、学生同士で議論したり、友達同士で教えあったり、宿題が出されたり、先生から叱られたり、時には勉強以外の話をしたり、さまざまな活動が行われています。
『KnowledgeClassroom』は、このような「教室=クラス」での学びを実現するためのパッケージです。単なる教材提供ではなく、先生(教員や指導者)からの指導を受けながらクラスメイトと共に学ぶ環境を実現します。
という世界観を実現するためにリリースしました。
是非一度ご一読いただき、ご興味のある方は是非お声がけください。
ちなみに、このリリースに併せて、先週セミナーを開催しました。
セミナーは大盛況で予定人数ぎりぎりまでお申し込みいただきました。
セミナー報告はこちらに掲載されてます。ちなみに↓こんな感じでした。
(↑しゃべってるのがヒゲです 笑)
セミナー終了時のアンケート結果を拝見しましたが、皆さん「クラスでの学び」には可能性や手ごたえを感じていただいたようです。ありがとうございます。
今後、定期的にご紹介セミナーを開催していきますので、ご興味のある方で前回参加できなかった方はぜひご参加ください。

サーバ環境の提供形態

皆さん、こんにちは。ヒゲです。(と、今回から名乗ってみます。詳しくは後述)

装いも新たに再スタートした『デジタル・ナレッジ eラーニング ラボ』ですが、
前回の投稿で早速うちの社長から投稿がありました。
今のところ、テクノロジー面や与太話は私が担当をし、
教育効果や教育に対する考え方については「はが」が担当することになるかと思います。
といっても、あまり厳密に線引きをしているわけではないので、クロスオーバーしたり、ぜんぜん違う話に脱線したりはありうると思いますが、blogという特性上、ご容赦ください。
その他にも担当が増える可能性がありますので、その際はまたご紹介を致します。
複数の人が書くと、わかんなくなる可能性があるので、私の書き込みの場合は今後「ヒゲ」とでも名乗っておきますんで、どうぞよろしくお願いします。
(ついでに、脱線が多いのがヒゲの特徴ですので、暖かい目で見守ってやってください)
さて、今回はサーバについて。
eラーニングのほとんどはサーバにアプリケーションやデータベースやコンテンツがあり、それをインターネットもしくはイントラネットなどを利用して各受講者環境に配信をしたり、受講結果を収集してサーバにデータとして蓄積したりします。
このサーバをどう誂えるか? というのは導入を進める上では必ず通るポイントです。
サーバって専門っぽいし、私には何のことかよくわからない・・・ 得体が知れない、怖い・・・
とおっしゃる方は多いと思いますが、難しく言ってるだけで要するに皆さんが使っているパソコンとさほど違うものではありません。ただ、その僅かな差のためにサーバはサーバで一般のパソコンとは違う進化をしています。
たとえて言うと、一般乗用車とスーパーカーの違いということでしょうか。見た目は同じようなものだけど、一般乗用車は万民が乗って快適に過ごせる車、スーパーカーは特殊技能を持ったドライバーがコンマ1秒でも速く走るためのもの。
走る・曲がる・止まるという基本的な機能や、エンジン・ステアリング、シャシー、ブレーキなどの構成パーツの種類は同じようなものですが、求めるニーズの違い(市街地を快適に走る/時速250km/hぐらいで速く走る)で、求められるスペックや価格、手法やパーツの構成がまるで違うのと似てます。
そんなしちめんどくさいことはさておき、じゃあeラーニングをやろうというときに、決めるポイントがいくつかあります。
まず、乱暴に言ってしまうと、まず、サーバ提供形態には
    • 自前で内部に持つ
    • 外部の他所に置く
という2つの選択肢があります。

自前で持つというのは、学校や企業の中のイントラネットにサーバを構築するというものです。
なにせイントラですので、特定の場合を除いて外部からの閲覧は出来ず、逆に言うとイントラに囲い込んでいるので、個人情報や教材内容が外部に漏れる恐れが比較的低い提供形態です。人事データベースと連携して情報連携しましょうというときにも、お隣に人事データベースがあったりするので構築は物理的には楽に出来ます。
機密情報を扱うeラーニング、特に企業研修ではこの形態をとることもあります。
ただ、サーバ管理の作業は情報システム部門など内部で行なう必要があるので、そこをきっちり自前で行なう必要があるということと、eラーニングにかかるトラフィックやポートなど、情報システム部門といろいろ調整する必要があるので、それなりに骨ではあります。
それに、内部からの受講には使えるけど、外部(外出先や自宅など)からの学習は、VPNなどのイントラに接続できる環境を構築するか、サーバがインターネットに接続されていないと困難、というのがあって、ここはバーターでどっちをとるかを決める必要があるということです。
そこで、外部に置くという発想が生まれてきます。外だしすれば外部からの閲覧は問題ありませんよね。
これにも様々なレベルがあります。代表的なものを書いてみます。

  1. 外部のデータセンターに場所を借りて、自前のサーバを購入し自前で保守
  2. 業者に委託し、専用サーバを設置してもらい、運用管理を委託
  3. 業者に委託し、共用サーバの一部領域を借り上げて、運用管理を委託

ざっくり言うと、こんなバリエーションでしょうか。
外部データセンタ+自前サーバ+自前保守は相当なスキルが求められますが、自前で好きなようにサーバ構築ができるので、まあやりたい放題、好きに出来ます。規模が大きくなったから負荷分散して複数台で運用だとか、カリカリにチューニングしようとか、間に業者が入って利益を持っていかれるのは面白くないんで自前で全部やっちゃうぞ、とかいう向きにはうってつけです。
自動車をキットから作っちゃってカスタマイズしちゃうような人ですね。
ただ、これ、結構大変ですし、サービス落ちたら? 機材壊れたら? などなど、考慮することがたくさんあるので、腕に覚えがあるとか、既にそういう設備を持って運用しているとか、そういう方ではないとオススメはできません。
業者委託+専用サーバ+運用委託は効果としては前者と似ていて、自分で使える領域がサーバ1台ごと丸々使えるので、負荷が高い場合や、やりたい放題したい場合にはこの選択肢はなかなか良いでしょう。これを「ハウジング」というケースもあります。
おまけにめんどくさいサーバ運用も業者でやってもらえるので「手ぶらでスキー」感覚(古っ!)です。
車をリースする感覚でしょうか。
中には、「他社のサービスと混ぜるのは会社の方針にそぐってないので専用サーバを選択せざるを得ない」という場合もあります。その場合はこの選択肢となります。
ただ、1台丸々借り上げるので、そんなに使わないのにコストがかかるなぁというケースはあります。
(週末にしか乗らないリースの車は金額があほらしい)
そこで、業者委託+共用サーバ+運用委託が生まれるわけです。自前でがしがし使わないけど、それなりに使うんで使う分の領域を確保して使わせてもらうという感じです。これを「ホスティング」と言ったりします。
無理やりイメージで言うとレンタカーを使う感覚でしょうか。
最近ではサーバ性能が向上したので、この形態でも充分な性能を発揮できる場合も増えてきてますし、各社から出ているサービスも価格が下がっているのでお得なスタイルだと思います。
さて、
これら、外部のサーバを利用する場合にも、サーバ領域だけを借りるケースと、アプリケーション込みでサービスを借りるケースがあります。
後者は「ASP」や「SaaS」などと言いますが、サーバ構築・運用だけでなく、導入アプリケーションの構築・運用まで手ぶらでやってくれるのでサービス内容がニーズにあっていれば安価に安定して手軽に利用できるスタイルです。
たとえていうと、タクシーみたいなものですかね。
車の構造や運転を知らなくても目的地を告げると勝手に送り届けてくれるという感じです。
さらにここ最近勢力を伸ばし、次のサーバ技術の本命といわれているのがクラウドです。
雑誌などで特集記事が頻繁に組まれていますので、ご存知の方も多いでしょう。
これは、クラウドを行なう業者さんが大量のサーバ環境をストックしておき、その領域をみんなで共用しましょうというものです。
業者さんは大量に調達することで安く提供できるだけでなく、大勢で設備を共用するので、あまり使っていない資源は他の人が使うなど、サービスが伸び縮みするので、結果総投資額が少なくなり、コスト的に安く提供できるというものです。
イメージでいうと乗り合いバス。
バスの運賃を払えば目的地に安く送ってもらえる。でも他にも乗客がいるしバス大きいけど共用だよ、という感覚です。
このクラウドの大本命はAmazon EC2というサービスです。
本のネット販売で有名なあのアマゾンが、こういうサーバのサービスもやっているのです。
リリースされた当時はサーバ業界に激震を与えました。
なにせサーバ環境がかなり安めに提供されてるし、使った分の費用だけ払えばいいという価格体系も、そういうニーズを持った人にはうってつけのサービスです。
今のところAmazon EC2はサーバがアメリカやヨーロッパにあるんで日本からの接続速度が遅かったり、安定性が他に比べて低かったりしますが、アジアにも進出してくる予定らしいですし、こういうネガティブな部分は徐々に消えてくるものと思われます。
弊社でもいくつかのサービスをこのAmazon EC2を利用して提供しています。
使った感じですが、主にネットワークに起因することですが(アメリカ=日本で通信を行なうので)もっさりしていることを除けば、まあそれなりに安くて快適に利用できていますし、お客さんからも特にクレームを言われたことはありません。
そもそも「このサーバは落ちる可能性が高い」と思って構築するので、知恵を出せば活用方法はいろいろあります。
また、Amazonに限らず、他社もこのクラウドに追随しているので、同じクラウドといっても様々な特徴が生じ、選択の幅が広がるのもメリットです。
以上のように、ひとことで「サーバ」と言われるもののパターンを羅列してみましたが、
「サーバ」にもいろいろあるなぁというのがお分かりいただけたかと思います。
車のたとえで違いを説明しましたが、うーんこれって分かりやすいのかどうか微妙だなぁとか思っちゃいましたが、私のつたない説明でもご理解いただけましたでしょうか?
サーバは黒子で、テクニカルなことだし、何をやっているかよくわからなかったりしますが、
内容を細かく理解いただく必要はなく、それでよいと思ってます。
ただ、eラーニングを導入する際には、これらメリット/デメリットを理解した上で
最適なサーバ環境をお選びいただだければと思います。

生中継は集中力を高める。

人がどうしたら集中できるかを考えた時、生の魅力はとても大きいと思います。
そんな事を考えていて、皇太子のご成婚パレードのテレビ中継で、視聴率を争ってTV局が凌ぎを削っている時の聞いた話を思い出しました。
パレードの道端にカメラを設置して生中継をするのですが、その中で7分間の区間だけ、どうしてもテレビカメラでパレードを写せない区間があり、ここをどうするかということが大きな課題になったのです。
あるテレビ局は何も準備せず、ただこれからパレードが通る誰もいない道を生中継しました。別のテレビ局はこの数分のために、カップルの出会いから結婚までをビデオとしてまとめておき、これを流しました。
結果どうだったでしよう?
実はただ誰もいない道を生中継したテレビ局の方に視聴者が集中したのです。みんないつでも見れるビデオより、いま、まさにこれから、遠くから来るであろうパレードの列を固唾を飲んで見守る方を圧倒的に選んだのです。
生には、それだけで、魅力があり、人を釘付に集中させるチカラがあるのです。
eラーニングでも同じでしょう。授業に生で参加することが出来ると親近感も湧き、参加意識も高まるのです。効果をあげるために少しだけライブを加えるような講座が増えてくるのではないでしょうか?これはeラーニングのブレンデッドと呼べるかもしれません。

動画についてちょっと整理

皆さん、こんにちは。

今日はすごく冷えますね。
午前中、客先で打ち合わせを終えて外に出ると雨、それも雪が降ろうかというほどの冷たい雨で、一緒だった人はみんな傘を持っておらず駅まで走りました。その寒かったこと冷たかったことといったら!
それにしてもすごい底冷え、暖冬がウソのようです。
さて、これまたプライベートな話で恐縮ですが、最近デジタル一眼レフ(通称「デジイチ」っていうんですかね?)を買いました。我が家初のデジイチです。
もともと私はカメラ好きでして、特にドイツのカメラの「ライカ」が大好きで、子供の名前にも「らいか」とつけるほどのライカ中毒なのです。
電池さえ入らない古いライカにモノクロフィルムを詰めて撮影し、それを自分で現像するのを趣味としてました。さすがに最近はそこまではやらないのですが、それでも写真に対するコダワリはそこそこあります。
今まで我が家のデジカメはライカのコンパクトなデジカメでPanasonicのOEM製品を使っていたのですが、突如、うちのかみさんが「子供をより良く撮影するために、デジタル一眼が欲しい」と言い出したので購入したというわけです。お値段も安めなNikonのD90という機種にしました。
一方、我が家には父から譲り受けた初代Nikon Fがあるのですが、こうして並べてみると、ところどころインタフェイスに共通のものがあったりするのが面白いです。もちろん性能や軽さやインターフェイスの使い勝手は著しく向上しているのですが、モノとしての存在感とか触感とか操作感とか質感とか、そういう感性的な部分においては初代Fのほうがいいなぁとか思ってしまいます。
↑買ったばかりのNikonのデジタル一眼と、始祖というべき1960年代のNikon F。約50才の年の差。人間でいうと、孫とおじいちゃんみたいなもの?
ただ、操作の簡単さやインタフェイスの使い勝手は圧倒的に現行のもののほうが使いやすいし、値段も格段にこなれており、技術の進歩ってすごいなぁとつくづく思いました。
最近はもっぱら出かけるときはこのデジイチを首からぶら下げてます。
以前使ってたCONTAXのRTSIIIという一眼レフからすれば軽くて楽チンです。あれはレンズ込みで2kgぐらいと、まるで筋トレでしたから。
さて、今回はそういう映像関係の話だから、というわけでもないのですが、eラーニングの動画に関するお話です。
今更言うまでもないことですが、一般家庭にブロードバンド環境が広がり、YouTubeなどの影響も大きいのでしょうが、パソコンで動画を見るのが当たり前になってきました。
eラーニングでも動画を利用するケースが増えてきてます。以前は動画を利用することは稀でしたが、今やeラーニングコンテンツの多くを動画が占めています。
eラーニングで動画で配信するシチュエーションとしては、
    1. スライドと連動して講師がスライドを説明するための動画
    2. 講師が黒板やホワイトボードで講義する風景をそのまま配信する動画
    3. 実習の手順や接遇マナーなどを撮影した動画
    4. PCの画面操作をキャプチャーした動画
あたりのバリエーションがあります。
一方、eラーニングで動画を利用しようとすると、撮影方法や編集方法はさておき、技術的には
    1. Flash? WindowsMedia? その他??
    2. 画面サイズは?
    3. ビットレートは?
    4. エンコードは?
ということを決める必要があります。
これ、毎回悩むところなんですね。
綺麗な動画を見せたい気持ちはヤマヤマだけれど、あまりこだわるとビットレートがかさんで、受講環境を選んでしまう。
かといってビットレートを落とすと、全体的にボンヤリしたり、黒板にチョークで書いた字を見えやすくとなると、それなりのビットレートが要求されたりします。
ちなみに、ホワイトボードより黒板のほうが映像に求めるスペックは高くなります。
結局はひとつの答えがあるわけではなく、お客さんのコンテンツに合わせてサンプルを作って評価するしかないということにはなります。
また、配信するメディアに応じて、エンコードや利用ソリューションを決定する必要があります。
最近はWindowsMediaと比べるとややFlashが勢力を伸ばしているという感じでしょうか。
また、iPodや携帯電話への配信もとなると、H.264のMPEG4やH.263やH.264の3GPPを採用する必要があります。
最近は多様なメディアに配信するため、1つの映像ソースから複数の映像をエンコードして利用するという場合もありますので、この複合技でいく場合もあります。
また、ローエンドとハイエンドで2種類程度のビットレートの映像を準備しておき、受講者の環境で選んでもらったりする場合もあります。
さらに、配信する際のサーバ(ストリーミングサーバ)をどうしようということもクリアしなければならないポイントです。ストリーミングサーバなしで配信しちゃう方法から大規模なネットワークで冗長化してがんがん配信する方法まで、まあいろいろありますので、そのあたりも使い勝手やアクセス数、コンテンツ量などで判断することになります。
まあ、こういう感じで、いろいろなことを考慮して最終的には決定するのですが、ただ、ここでひとつ言いたいのは、「必ずしも綺麗な映像を配信したからといって受講者が喜ぶとは限らない」ということで

KnowledgeClassroomのカスタマイズ性

皆さん、こんにちは。

ようやくお屠蘇気分が抜けて、さあ仕事だと気合が入っているところです。

ところでお屠蘇というと、最近我が家ではお屠蘇に「赤酒」を入れるようにしています。
赤酒とは、熊本県に古くから伝わる地酒で、その名の通り、うっすらと赤みを帯びてます。
カテゴリとしては「灰持酒」というものに分類されるらしいです。
通常のお酒は、腐敗を防ぐために火を入れて殺菌するところを、「灰持酒」は灰を入れて腐敗を防ぐというアプローチをしたものらしいのです。

そのまま飲むというより「みりん」の代わりに使う料理酒としての使用がポピュラーですが、お屠蘇に加えるというのもポピュラーです。

まろやかで深みがあって、なかなかおいしいですよ。
是非来年のお正月には、「赤酒」を加えてみてください。

閑話休題。

 

さて、今回は、KnowledgeClassroomのカスタマイズ性について話をしてみたいと思います。

デジタル・ナレッジでは、従来よりパッケージ商品をベースにしたカスタマイズを数多く手がけてきております。これはお客さんの多くがハイエンドなニーズを持った方が多く、ありきたりのパッケージでは飽き足らず、独自の学習メソッドやコーポレートカラーやサービスの統一感を出すためのデザインを組み込んだり、他のシステムとつなぎ合わせたりするためにカスタマイズをするケースが多いことによります。

それはそれで結構なのですが、ただ一度カスタマイズを加えると、パッケージがバージョンアップしてもパッチを当て難かったり、そもそもカスタマイズに対する労力も結構なものでした。

KnowledgeClassroomを開発するにあたり、この問題を何とかクリアしたいなと思って設計したのが下記の考え方です。

 


 KnowledgeClassroomの機能は「基幹システム部」と「ガジェット」からなります。機能はガジェットで開発されているのですが、このガジェット、弊社で開発したものをご利用いただくだけでなく、独自にカスタマイズガジェットを作りこんでそれを利用することもできます。

 このカスタマイズガジェットを活用することにより、KnowledgeClassroomのパッケージ部分に手を加えることなく機能拡張が可能です。これによりかなり柔軟性の高いシステム開発を行なうことができます。

 また、画面インタフェイスは「デザインテンプレート」で設定されています。
 弊社のデザインテンプレートを利用いただくこともできますし、独自デザインを追加したテンプレートを作成いただくことにより、色合いやデザインをお好みに調整することもできます。

 他のシステムとの連携。これもカスタマイズではよくあることです。他のシステムに受講者情報があって、これをeラーニングにも登録させたい。LDAPなどを使うまでもないけど・・・ こういうニーズって結構あります。
 これに対応するために、各種APIを提供し、他のシステムからの利用できる口を用意しております。

 

 まとめると、下記のポイントになります。

 
    • KnowledgeClassroomは機能をガジェットで提供しており、カスタマイズにより独自ガジェットを追加することも可能です。これによりお客様のニーズにあった機能を容易に追加することができます。
 
    • 画面デザインはデザインテンプレートで設定されており、各種テンプレートを利用いただけるだけでなく、独自デザインを設定することも可能です。
 
    • 他のシステムと連携することも予め想定されており、他システムからの受講者情報連携などをAPIを経由して行なうことも可能です。
 
 余談ですが、eラーニングの教材作成・実際の受講・管理などを行なうLMS/LCMS環境である”KnowledgeDeliver“は最新版5.0KnowledgeClassroomの兄弟分にあたり、KnowledgeClassroom + KnowledgeDeliverを併用することにより、従来のeラーニング学習とクラスルームでの学習をシームレスに提供することもできます。
 
 今もほとんどの導入企業先ではKnowledgeClassroom + KnowledgeDeliverのあわせ技です。
 
 1月22日に開催されるセミナーでも、このあたりの話を致しますので、ご興味のある方はエントリーください。