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私家版 2011年eラーニング10大ニュース

皆さん、こんにちは。ヒゲです。

12月もちょうど折り返し点を迎え、一年のグランドフィナーレ、クリスマスを迎えようとしています。
今年は震災をはじめ、本当にいろいろあった一年でした。
国難とでも言うべき未曾有の事態で、世界がまるで変わってしまった一日を体験しました。
それでも街は普段より華やぎ、この歳末特有の浮き足立った感じがします。
この感じ嫌いじゃありません。
休日に子どもをつれて、各地のイルミネーションを見に行ったりしています。
子どもがはしゃぐ中、表参道のイルミネーションを通りながら、16年前を思い出していました。
設立当時、弊社デジタル・ナレッジは「テレコム学習ネットワーク有限会社」という会社で、青山のマンションの一室でスタートしました。ちなみにこれまでの足跡を示した記事はコチラから。
1996年の冬、表参道のイルミネーションを見るために、ちょっと遠回りして表参道を通って原宿駅から帰っていました。その当時の記憶がうわっと思い出されます。
長らく表参道のイルミネーションは中止になっていましたが、2年前に復活、再び冬の風物詩となりつつあります。以前は東京でクリスマスイルミネーションといえば、まっさきに表参道があがりましたが、最近はやや薄れつつあります。それでも個人的なセンチメンタリズムも含めて、表参道にはがんばってもらいたいです。
さて、そんな年の瀬、「今年の10大ニュース」や「今年の漢字」、「流行語大賞」などが発表され、一年の締めくくりを感じる時期ですが、こちらも勝手に、極私的に、eラーニング周辺の10大ニュースをまとめてみました。
それではずずずいーっと、私家版2011年eラーニング10大ニュースの発表です。
※私家版ですので、一般的なeラーニングマーケットだけでなく、弊社やワタシ個人のトピックスも含まれています。
(1)311の影響
今年一年、何をするにも、何を考えるにしても、まずは冒頭にくるのが311ではないでしょうか。多くの方がお亡くなったことに改めて追悼の意を表すと共に、未だ不自由かつ不安な生活を送っていらっしゃる方々にエールを送ります。
震災、余震、計画停電、物資不足、放射能・・・ 弊社および弊社スタッフも当時は非日常的な日々を過ごしておりました。中には実家が被災し身内を探しに行ったりボランティアで現地に向かったスタッフもおりました。
スタッフ1人1万円を集めて日本赤十字に寄付したり、震災支援復興プログラムということで無償でeラーニングを提供させていただいたりしました。
弊社はフレックスタイム制度をしいているのですが、これまで殆どがコアタイムぎりぎりの10:30に出社してましたが、震災の影響で電力需要の話もあったので9:00出社で早く帰るようになりました。これは今なお続いています。
また、在宅で業務を行ったり学習を行うことが注目された時期でもありました。そのような中でeラーニングにも注目が集まり、企業内研修はもちろん、就学生向けの教育でもeラーニング導入のお話を多数いただいたりもしました。
会社は理念のもと、営利を求めるもはもちろんとして、同時に社会に貢献するものでなければならないと思ってはいますが、そのことを深く感じた一年でした。
(2)iPad/iPhoneやAndroidなどのタブレット/スマートフォンの教育利用
iPadがリリースされたのは前年でしたが、今年もiPad2やiPhone4Sでアップル陣営は盛り上がりました。もちろん相対するGoogleのAndroid陣営も盛り上がっています。
タブレットやスマートフォンは今年かなり普及し、今や携帯電話の出荷の半分をスマートフォンが占めるようになりました。長年ガラケーを使っていたうちの妻もiPhoneに機種変更したのも象徴的です。
マーケティングでいう「アーリーアダプター(初期採用者)」の普及はとっくに終わっていて、「アーリーマジョリティ(初期多数採用者)」にもいきわたり、そろそろ「レイトマジョリティ(後期多数採用者)」が手にしているころでしょう。それだけ普及してきました。
このタブレットやスマートフォンを教育に活用しようという動きもごく自然に起こっています。各社から様々なソリューションやサービスが提供されております。
弊社も主力商品”KnowledgeDeliver”をスマートフォン対応したり、デジタルハリウッドさん、ボーンデジタルさん、ワークスコーポレーションさんと設立した「電子書籍を活用した教育スタイル創造研究会」で実際の教育現場でiPadを活用した教育の実証事件を行ったりしました。
ここ20年余り、パソコンというデバイスで教育を提供していたeラーニングですが、これから先は真の意味で「いつでも」「どこでも」を実現する手段として、タブレットやスマートフォンで学習するというのがスタンダードになるのでは? と感じています。
改めて、この市場を生み出し育ててくれたAppleの元CEO、故Steve Jobs氏へ感謝の意を表すると共に、ご冥福をお祈りします。
(3)教育ITソリューションEXPOでeラーニングアワード開催
これまで夏に開催されていたeラーニング関連のイベントとして定着していたe-Learning WORLDにかわり教育ITソリューションEXPOにてeラーニングワールドが開催され、5月に東京ビックサイトで開催されました。
eラーニング業界では「7末は展示会」というのが染み渡っていて、各社これに併せて商品を出したり準備したりとしていたのですが、それがすこしずれました。
日程がずれることはまあいいとして、「eラーニングが教育ITソリューションEXPOに埋もれてしまうのでは・・・」という懸念もありました。私も実際に開催されるまで、その懸念は払拭できずにいました。
蓋を開けると大盛況。教育ITとの相乗効果もあり、多くの方にお越しいただき、様々なお話を頂戴しました。
これまでeラーニングに専門化していた世界も周辺の世界とうまく調和し、トータルで教育を支えるという姿が見てきたように思います。
従来あまり逢い交えなかった教育ITとeラーニングが出会った、象徴的なイベントでした。
(4)e-Learning Awards 2011 フォーラムの開催
昨年までのe-Learning WORLDにはe-Learning Awardsという賞があり、eラーニングの事例や研究などで応募された中から日本e-Learning大賞として、各大臣賞を授与してきました。
2011年から、このAwardsが従来とは別形態で運用されることになりました。そこでeラーニング業界の各社が集まって協議をし、e-Learning Awardsフォーラムとして装いも新たにスタートすることにしました。
11月21日、22日の2日間、秋葉原UDXで開催されたフォーラムは成功裡に終わりました。賞へのエントリーもこれまでを凌ぐ応募があり、大臣賞だけではあまりにも勿体ないということで、審査員特別賞、奨励賞も授与されました。
基調講演、特別講演をはじめとするセミナーも開催され、満席のコマが多数出て、主催者側から「入りきれないよー」という悲鳴もあがったくらいでした。
このフォーラムに当初の企画から弊社も携わり、運営やスポンサーも務めさせていただきました。業界全体が活性化したのはとてもいいことだと思っております。
来年以降も継続して活動を行っていく所存です。
(5)教育IT機器StudyPadおよび授業フィードバックシステムClickerNow!のリリース

eラーニングと教育ITとがだんだんと歩み寄った1年でした。
弊社も昨年リリースした教育専用端末”StudyPad“をリリースしておりますが、さらに今年機種がバージョンアップしました。
また、教室で利用する授業支援システム”ClickerNow!“をリリースしました。
これは受講者の理解度やチャット、クイズを各自のAndroid端末で答えてもらい、そのフィードバックを先生や他の受講者が閲覧できるというものです。これまで「先生→受講者」と、一方通行になりがちだった授業を、「先生⇔受講者」と双方向化し、授業を活性化するのに役立ちます。
弊社のeラーニング・ラボ秋葉原の教室に設置しておりますので、ご興味ある方は是非お越しください。
このような形で、eラーニングから教育ITへの歩み寄りが行われた一年でした。
(6)動画の普及/内製化の広がり
ここ1年ほどのお客様の教材を見ていると、動画で撮影した教材を掲載するケースが増えているのを感じます。

以前はFlashでアニメーションを作りこんだものを入れたり、PowerPointスライドと連動する動画とを組み合せた教材を作ったり、はたまたPowerPointを表示して音声を再生したりするのが主流でしたが、近頃はこういう教材は減りつつあるように感じています。
それで普及しているのが動画です。大画面に動画を映し、先生が講義している風景や、それ専用に撮影した講義映像をそのまま利用しているのが目立ちます。
制作コストが下がったり、手間がかからなかったり、ブロードバンドが普及したりと、様々な要因があるのでしょうが、何より一番大きいのが「受講者の動画に対する慣れ」だと思います。
今やテレビを見ずにネットの映像を多く見る世代さえ産まれていますが、それは極端としてもYouTubeやニコニコ動画、Ustreamなどで、我々は日ごろから動画をパソコンで見るのに慣れています。この慣れがeラーニングコンテンツを動画に向かわせているのではないかと思ってます。
この流れは今後ますます加速すると思います。弊社もこれにあわせたソリューションを今後も提供していきますので、お楽しみに!
(7)SNSの普及/Facebookの活用広まる

去年公開された映画『ソーシャルネットワーク』はご覧になりましたか? Facebookの創業者マーク・ザッカーバーグがFacebookを立ち上げたいきさつや経緯を描いた映画で日本でもヒットしました。
このヒットのおかげというわけでもないでしょうが、Facebookが日本でも普及し、じわじわと利用が広がっています。日々おびただしい量の情報が世界中で行きかってます。影響力も広まり、エジプトのデモやNYウォール街のデモでもこれらツールが活用されたといいます。
日本ではSNSといえばここ数年はmixiが勢力を誇っていましたが、最近はFacebookに流れていっているようにも思います。また、GoogleもGoogle+というサービスを立ち上げたりもしました。
このSNS、人とつながり、情報を交換しあうというさまは、ある意味eラーニング的ともいえますし、FacebookやtwitterなどのSNSを教育に取り込む試みも様々に行われています。
学習そのものはeラーニングで行うけど、ディスカッションや情報交換はFacebookで行うという学校さんもじわじわと増えています。
今年はSNSが爆発的に広まった年でしたし、教育現場にも入ってきた年でした。
ちなみにワタシもFacebookやってますので、ご興味あるかたは是非

(8)eラーニング・ラボ秋葉原の完成。飯田橋から秋葉原に移転

青山で産声をあげ、池袋、飯田橋、飯田橋と転々としてきた弊社ですが、秋葉原に自社ビルを購入、9月にeラーニング・ラボ秋葉原を開設しました。
オフィススペースとして、2F/3Fに事務所を構えておりますが、1Fと地下1Fは各種実験教室や収録配信スタジオとして利用できます。
eラーニングや教育ITに特化した設備ですので、是非一度お越しいただき、ご活用いただければと思います。
(9)マーケット毎の事業部制、完成
組織が大きくなるにしたがって、どのような体制で高度できめ細かいeラーニングソリューションを提供しようかと考え、各マーケット毎に特化した事業部制を敷いております。去年まではその移行期間で矛盾があったり運用でカバーしたりしてましたが、今年の6月にマーケット別の事業部制に完全移行しました。
  • ビジネスソリューション事業部 ・・・・ 教育企業様(ビジネスとして教育を受講者に提供する資格試験学校さん、塾さん、教育サービス業者さん)向けに特化したソリューションを提供
  • 研修ソリューション事業部 ・・・ 企業や団体などの組織内に研修を行うお客様へ、研修ソリューションに特化したソリューションを提供
  • 文教ソリューション事業部 ・・・ 小・中・高・専門学校・大学など、いわゆる文教市場向けに特化したソリューションを提供
  • 西日本支社 ・・・ 西日本地域へ、地元に根ざしたソリューションを提供
これら事業部がそれぞれの専門領域、地域性を活かした活動を行うことにより、より専門性の高いサービスが提供できるようになりました。

(10)自分で身銭を切ってeラーニング受講中
これは番外編なのですが、ワタシ、今まで自腹を切ってeラーニングで学習したことがなかったのです。紺屋の白袴、医者の不養生とはこのことです。
それがこの秋から弊社のお客様でもあるSBI大学院さんの科目等履修生として、現在勉強中だったりします。
自社のシステムで映像を見て勉強をしてテストをしたり課題を出したりを行ってます。
学習内容は素晴らしく大変ためになるし、知識が定着しているなと実感できますが、eラーニングで受講するということにも何の抵抗もありませんし、教室に通うのと同じか、もしくは利便性まで含めるとそれ以上の効果が期待できるなあと実感できます。仕事をしながらで空き時間や帰ってから深夜に勉強するので、eラーニングというツールはとても便利だなぁということを自分の身をもってして体感しています。
なにより、自腹を切ったので必死です(笑)
一方、「ここをこうしたほうがいいなあ」と思うポイントもいくつかあるので、それは製品作りにフィードバックしようと思います。

というわけで、勝手に2011年のeラーニング10大ニュースをとりあげてみました。
共感いただけるもの、あまりにも私的なので共感できないもの、いろいろあったかと思いますが
年の瀬、この1年がどういう年だったか振り返ってみるのもいいことですね。
その上で来年どういう年にするか、考えていきたいです。
ちなみに弊社の今年の営業は12月27日が最終日で28日からお休みです。
年明けは1月4日からですが、この日はイベントのため、業務開始は1月5日からになります。
クリスマスまであと一週間余り、どうぞ素敵なクリスマスをお過ごしください。

授業運用支援"ClickerNow!"をリリース

皆さん、こんにちは。ヒゲです。

皆様のご自宅にはパソコンありますでしょうか? 我が家にも1台MacBookというマッキントッシュのノートパソコンがあります。
初代MacBookで、もう5,6年ほど使っています。ちょっと古いタイプで最新のOSのアップデートできず、古い環境(Leopard)で使っていました。
なにせ写真を大量に撮るので、現状2万枚を超える写真データに耐えられるように途中内臓HDDを自分で取り外し大容量HDDに装着したりしてます。バッテリーはとうの昔にほぼ使えなくなっており、電源さしっぱなしです。トラックパッドがきかなくなり、トラックパッドを設定から外しマウスを取り付けたりしてますし、子供がキーボードを叩いて壊したこともありましたが、それを付け直したりもしてます。
このように大事大事に使ってきましたが、HDD空き容量問題がたびたび発生し、ファイルを消したり調整したり騙し騙し使っていたものの、とうとう先日問題が顕在化、にっちもさっちもいかなくなり、新たにiMacを購入しました。昔に比べて劇的に安く購入できました。
新しい環境、とても快適です。速度が速くなったりHDD問題に悩まされなくなるのはもちろん、既に導入されているiPhone、iPadとのクラウド環境(iCloud)での連携、そして従来も出来ていましたが、AppleTVとの連携やTimeCapsuleでの無線LANによるデータバックアップなどが実現され、まあ実にハイテクで最新鋭のAppleワールドが繰り広げられています。
ちょっと前は夢でしかなかったこれらトータルシステムを、テクニカルな様相をまったく見せることなくごく自然にやってしまうというのは、本当にすごいことだなぁとしみじみ感じ入っています。
技術が難しいことを難しく見せるのではなく、難しいことをいとも簡単にやってのけるのが洗練・普及なのだなと思います。
子供のころ夢見た世界が現実のものとなって、我が家にもやってきました。
あとは車が空を飛ぶだけです(笑)
さて、今日はそんな近未来を示唆するような新商品のご紹介です。
教室やセミナールームで授業や講義を行うというのは昔も今も代わらない授業スタイルです。
先生が前に立って講義をし、それを受講者がきいている。
ときどき先生が受講者を指したり、受講者が質問をしたりする。
先生の問いかけに挙手でこたえたり、先生は受講者の反応を見ながら授業運営を行っている。
そういうスタイル、皆様は必ずこのスタイルの教育を受けたと思います。
ただ、これは日本人固有の問題なのか、受講生はシャイで手を挙げられなかったり、皆の前で質問するのは恥ずかしくてなかなかできないという傾向にあります。結果、受講生のフィードバックがなかなか得られず、先生からの一方通行の授業になりがちです。
今回リリースしたClickerNow!は、この授業運営の問題をスムーズに手助けするツールです。
各受講者には弊社の専用端末StudyPadなどのAndroidの端末を配布しておきます。ここに設定したClickerNow!を利用して、授業の理解度、クイズ・アンケート、質問・感想をフィードバックします。それを教室のモニタで他の受講者や先生と共有し、授業を進めていくというものです。
上記のような「マル」状の絵が各端末に表示されており、ここを操作して理解度・アンケート・チャットを送信します。こうして送信された全員の集計結果は1画面にまとまって表示されます。
ClickerNow!の説明や実際に活用した例を映像で収録しております。
YouTubeにアップしておりますので、よろしければコチラからごらんください。
ここで講義をしているのは、ヒゲこと私だったりします・・・
実際にこのClickerNow!を活用したセミナーや講義を行ってみましたし、先日のオープン記念イベントでも当システムを活用したセミナーを開催してみました。
受講された方、先生含め大変好評でした。授業も活性化されますし、適度の緊張感もありますし、受講者の参加意識も高まり、結果いい授業ができたように思います。
昨日よりリリースしておりますので、ご興味のある方はお問い合わせください。
弊社にてデモもできますので、秋葉原にお越しいただければ実際の授業もご体感いただけます。
詳細は弊社サイトに掲載しております。
ClickerNow!で近未来の授業を是非ご体感ください。

【11月21日、22日】e-Learning Awards 2011フォーラム 開催

皆さん、こんにちは。ヒゲです。

携帯、何をお使いでしょうか?
私は傍からは「携帯おたく?」っていわれるぐらい大量の携帯を持ち運んでます。以下の通り。
  • ずーっと使っているDocomoのガラケー(実家との電話、Suica専用マシン)
  • 会社支給のDocomoのGalaxy S(業務用の電話用)
  • 会社支給のPHS(これは現在は内線専用)
  • ソフトバンクの人にしか電話しないけどiPhone(利用時間は圧倒的に長い)
  • (番外)通信するときに使うEMOBILE(GalaxySをネット接続するときには利用)
ちょっと席を移動するだけでもひと荷物です。プライベートで出かけるときでさえ3台は持ち運ぶので、結構大変だったりします。
さて携帯と言えばiPhone4Sが発売されましたね。皆様の中にも入手された方もいらっしゃることでしょう。
私ですが、平日AMの受付開始でしたが、育児休暇中の妻が並んで申し込んでくれました。
発売日当日は端末受付のサーバが落ちたりしてえらい騒ぎになりましたが、なんとか入手できました。
ますます妻に頭が上がりません(笑)
今回のiPhone4Sの発売にあわせて、妻の分も購入。これまでのソフトバンクのガラケーからiPhone4Sに機種変更し、妻にとっては初めてのスマフォなわけです。
セットアップが面倒くさそうで嫌だと言って、私に設定を下請けに出しましたが、ある程度設定して基本的な使い方を教えると、あとはさくさくやってました。PCリテラシはそこそこあるとはいえ、マニュアルも読まずに導入できるのはさすがAppleです。
そして同時にiPad2を2台注文しました。1台は我が家に置いて、主に私と子ども(四歳児)のおもちゃに。もう1台は私の実家の父にあげようというわけです。父はiPadのTVCMを見て、ずっとあれを欲しがっていたのです。PCがないので見送ってましたが、iOS5からPCレスになったので併せて購入した次第。
子ども(四歳児)は既に私のiPhoneで遊んでいるので、何の違和感もなくiPadを受け入れてます。
お絵かきや字の練習や迷路や足し算などのアプリで遊んでいます。
同じ保育園の組の子どもでも、iPadを使い倒している子が結構いるのを見ると、本当に分かりやすく直感的なインタフェイスなんだなぁと改めて感心します。
この記事にも赤ちゃんがiPadを使いこなすこと、逆に紙媒体でデジタルな対応をしちゃうことが見て取れます。
71歳になる父(パソコン苦手の文系。インターネット非使用)にもiPad2とウルトラWifiをセットアップして送りました。
電話で方法を伝えながらウルトラWifiの電源の入れ方やiPadの簡単な使い方を説明しました。
やはり概念が分かりづらかったりするようなのですが、ちょっとは使えるようになったようです。
地図アプリなどに感動してました。
そして何より驚いていたのがFacetime。Appleのテレビ電話システムです。
Wifi環境でそれなりに高画質な映像と音声でやり取りができるFacetimeですが、今までの携帯電話のテレビ電話機能より高画質だし画面が大きいし、(なにより直接的にお金がかからないし)とても驚き、そして喜んでいました。
娘ともFacebookしてましたが、孫たちの成長が見えて大変うれしかったようです。
技術って、こうあるべきなんだなと感じています。
私のようなそれなりにナードでギークな人だけでなく、一般ユーザ、まだ小さな子ども、そしてお年寄りまでもが使えるというのはすごいことだなと、改めて思いました。コンピュータ技術ってこうあるべきなんだなと、原点を見た思いがします。
まあいいことばかりでなく、我が家にはiPhone 4Sが2台、3GのiPad2が2台、これだけの回線料金や機種代を払うというApple税(もしくはソフトバンク税)が重くのしかかるわけですが・・・・
閑話休題。
(今回は長くなりすぎました。すみません)
さて、今回は11月21日、22日に秋葉原UDXにて開催される”e-Learning Awards2011フォーラム“のご紹介です。
e-Learning Awardsそのものは今年で8回目を迎える”日本eラーニング大賞“を継承してます。従来日本eラーニング大賞は毎年夏に開催される展示会e-Learning WORLDの中で行ってましたが、今年からe-Learning WORLD教育ITソリューションEXPOとの共催になった関係で、スピンアウトしました。
ただ単に日本eラーニング大賞を表彰しておわりではなく、せっかくなのでeラーニングの動向や事例など、最新かつ実践的な情報も発信していこうということで、このフォーラムは企画されました。
このフォーラムは弊社と数社とで企画し、実際の開催にこぎつけました。
利益云々ではなく、eラーニングの可能性をアピールしたり気づいてもらったりできる場を作り、業界全体を盛り上げたいという想いです。
我々の趣旨にご賛同いただき、多くの方のご協力、ご出展、ご参加お申し込みを頂いております。誠にありがとうございます。
当日は基調講演や特別講演をはじめとする講演で、様々な方面でご活躍の講演者をお呼びしております。
基調講演の1つ目ですが、最近テレビでもよくお見かけする慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科教授でデジタル教科書教材協議会の副会長兼事務局長でもいらっしゃる中村伊知哉先生による『教育クラウド』のご講演は今後の教育の動向を探る意味でも必見だと思います。
基調講演の2つ目には、今回のフォーラムの実行委員長である電気通信大学大学院 情報システム学研究科の岡本 敏雄先生にご登壇いただきます。岡本先生はeラーニングの黎明期から様々にご活躍なさりeラーニングへの深い洞察をお持ちですが、日本だけでなく世界のeラーニングの最新動向についてご講演いただきます。
さらに、特別講演として
グーグル日本法人の前名誉会長であり、株式会社村上憲郎事務所の代表取締役 村上 憲郎様にもご登壇いただき、「未来を切り拓く人材の育成」というテーマでご講演いただきます。多くのグローバルIT企業の日本法人トップをご歴任され、特にあのグーグルのご経験を踏まえた人材育成についてご講演いただきます。
その他、ここでは紹介しきれないぐらい多くの講演が予定されております。
普段はめったに聞くことができない、実際に導入されている企業さん/学校さんによる講演やパネルディスカッションを多数用意しております。観念的なものというより、生々しい情報、すぐに参考にできる情報や(もしかしたら)オフレコの話なども飛び出てくるんじゃないでしょうか。
既に導入されている方で今後の活用についてお考えの方、現在導入検討中の方、ご興味のある方など、幅広い方のニーズにお応えできるかと思います。
プログラムにつきましてはこちらよりごらんいただけます。
事前申し込みが必要な講演もありますので、事前にご確認ください。
ちなみに弊社も執行役員の小林が22日の12:10-13:00に講演いたします。
eラーニング戦略研究所がこれまで実施してきた各種調査結果から2012年の教育市場、企業内教育の行方を分析する。iPad、iPhone 、Android端末、電子黒板など新教育デバイスの誕生で教育・研修はどう変わるのか?
というテーマで講演いたします。
こちらも是非ご参加ください。
当日は私も会場にいる予定ですので、
お見かけの際には是非お声がけください(笑)
皆様のご来場、心よりお待ちしております。
【e-Learning Awards 2011フォーラム公式サイト】http://www.elearningawards.jp

Appleの創業者Steve Jobs死去

皆さん、こんにちは。ヒゲです。

今朝は衝撃的なニュースから始まりました。
Appleの創業者にして前CEOのSteve Jobsが死去されました。
まだ還暦手前、56歳での早すぎる死です。
Jobsの歴史はパーソナルコンピュータの歴史でもありました。
以下、個人的な感慨こみの振り返りです。
Jobsとウォズニアックらにより誕生したApple Computer、
ガレージから手作りで作られた”Apple I”、
“Apple II”というパーソナルコンピュータにより家庭へのコンピュータの普及にノックをしました。
私が子供だったころ、パソコン雑誌でこのパソコンが取り上げられたり、通販でApple IIの互換機が売られていたのを覚えてます。
当時、日本のPCといえばNECのPC6001や8001、その後の8801シリーズが主流で、僕らにAppleが届くことはありませんでしたが、子供心に「ハイカラなパソコン」(笑)という印象がありました。
そして1984年、ビッグブラザー=おそらくIBMを仮想敵として、Appleが退屈なコンピュータに戦いを挑む伝説的なCMでデビューしたMacintoshの誕生、マウスとウィンドウからなるGUIという概念でコンピュータを簡単に使いやすく作り上げて、その後のパソコンの基礎を固めました。
決してJobsがこれらの概念をゼロから作ったわけではないですが、それを形にし、細かい使い勝手や美しさにも徹底的にこだわり、商品のレベルまで高めたことは偉業ですし大いなるイノベーションだったと思います。
当初はとても高価で、医者やお金持ち専用マシンという感じがしました。
ただそれでは売れないのでだんだんと値段を下げ、普及に向かっていきました。
Macintoshはその後発展を続け、その使いやすさ、マルチメディア性が評価されたのか教育現場でも広がっていきました。
当時は”HyperCard”というソフトがあって、手軽にオーサリングをしてマルチメディアコンテンツが作れるというので、様々な教育関連のソフトも作られました。小中学校の先生方がハイパーカードで様々なタイトルを作っていたのを覚えています。
私が最初のMacを手に入れたのは、Macintosh Classicという一体型のパソコンでした。搭載OSはSystem6、9インチのモノクロのモニタでSuperDriveという3.5インチのフロッピーがついたものでした。
当時はすでにカラーもあったし、モニタももっと大きいのが普及してましたが、それでもこのパソコンは使い勝手が良かったです。起動時にマック君がにこやかに歓迎してくれたり、mマウスを手にフォルダを開くだけで感動しましたし、StyleWriterとあいまったWYSIWYGという世界観にうっとりさえしました。ファイルをゴミ箱に入れるとふくらみ、空にすると音をたててゴミ箱が空になったり、フロッピーをゴミ箱に入れるとイジェクトされたり、そんなUIに惚れました。まさにあれはデスクトップでした。
これまで使っていたNECのPC9801シリーズとはぜんぜん違うLook&Feel、未来を感じました。
その後1993年にMacintosh Centris 610というピザボックスのような筐体のMacを買いました。CD-ROMを搭載し、当時最新のSystem 7(日本では漢字Talk 7と呼んでました)というOSを駆使して、それはそれはすばらしいパソコンでした。当時はまださほど普及していなかったインターネットに大学にPPP接続してアクセスしたり、C言語でプログラムを書いたり、レポートを作成したりと、学生時代の私を大いに支えてくれました。
個人的にはQuickTimeでマックで動画が動いたときの衝撃が一番大きかったです。
うわ、パソコンで動画がうごいてるよ! って、ただそれだけで感動したものです。
その後PowerBookを3台、MacBookを2台使いました。今も我が家でMacbookは稼動してます。
PowerBookは今考えればとてつもなく重たいノートでしたが、作りがよくてイノベーティブで、いずれも使い倒しました。
このMacintoshの時代には、実はJobsは関係していません。
Jobsは1985年にApple Computerを追われる形で辞職、その後1株だけ保有し続ける(決算報告書を受け取るために)という関係のみに留まりました。
その後、NeXTを設立、エレガントな筐体と凝ったOSで話題を呼びましたが、商業的には成功したとはいえない状況でした。
ただ、他のOSとはまったく違う志のあるもので、一歩も二歩も先を進んだ未来のOSという感じでした。一般ユーザが使うことはなかったものの、我々は羨望のまなざしというか、先の未来から来たものを恐る恐る、興味深く見るような目で見守っていました。
ここで作り上げたNeXTのOSはその後のMac OS Xのベースとなりました。
当時の私は「JobsはMacの産みの親だし天才肌だし、コンピュータの一歩先を常に考える人だけど、幾分かわった人物だし商業的には成功しない人だよなぁ」ぐらいに思ってました。
周りに聞いたわけじゃないけど、おそらく当時の人はそういう風に思っていたんじゃないでしょうか。
もっともJobsの知名度はそんなに高くなくて、一般の人が彼を知っているというレベルではなかったと思いますけど。
Appleを離れていたJobsはコンピュータ以外にも進出、ルーカスフィルムのCG部門を買収し、PIXARを設立しました。
私はアニメーション業界にいたこともあり、様々な手法のアニメーションのひとつとして、PIXARの初期の短編”Luxo Jr.“を引き合いに出すことが多かったです。
クリックしてYouTubeの映像を見ていただければ分かりますが、無機質的なものに命が吹き込まれ感情が描かれるのが驚異的でした)
その後のPIXARの快進撃、トイストーリーやファインディングニモなどは説明の必要はないでしょう。
CGだけで長編を作るというのは当時考えられませんでしたが、ここでもイノベーティブなことを成し遂げました。もっとも、これはJobsというより監督のジョン・ラセター(私もお会いしたことあります)の才能と情熱の賜物だとも思います。
そして、1996年ごろ、Jobsは再びAppleの舞台にカムバックします。
当時Microsoftの後塵を拝していたAppleはOSも陳腐化しており、これを刷新することを画策してました。
当時のMac専門誌はその様子を刻々と伝えていました。BeOSかSunのSolarisか、はたまたWindows NTか、そしてJobs率いるNeXTのOPENSTEPか・・・ それぞれのOSの特徴やMacOSになったらどうなるかなどなど予想記事が載り、当時はBeOSという読みが多かったようにも思います。
結果JobsのNeXTが勝利、NeXTはApple Computerに買収され、MacOS XはNeXTをベースに開発、リリースされることになりました。
そして、1997年、暫定CEOとしての復活。その後の活躍は目まぐるしく多くの人を魅了しました。
Rolling Stonesの”She’s a rainbow”と共にデビューしたiMac
OSのひとつの完成形を示したMac OS X、
2001年、音楽をテープやMDというメディアを介さずにHDDに溜め込んで大量に持ち運ぶというiPod
音楽や映像、はたまたアプリまでもマーケットプレースとしてシームレスにデバイスとつなげるiTunes、
音楽そのもののあり方やメディアのありかたから変えてしまう力がありました。
2007年、電話機とPCを融合したスマートフォンiPhone
電話の再定義、スタンダードを築きました。
やがて会社名も”Apple Computer”から”Computer”を取って”Apple”に変更し、コンピュータだけでなく、様々な情報機器、サービスを取り扱うという姿勢が示されました。
そして去年、タブレット端末に火をつけたiPad
いずれも実にイノベーティブで、皆さんも少なからず直接的あるいは間接的に恩恵を受けているものばかりだと思います。
これら製品はすべてJobsによるもの、発表のプレゼンの上手さや製品のすばらしさに魅了された人は多いと思います。
発表のたびに、ライブでJobsの発表を見ようと日本で眠たいのをこらえて見守る人が大勢いました。
私もそのひとりだったのですが(笑)
※上記商品名をクリックすると、当時のCMやJobsのスピーチが見られますので、ご興味ある方はどうぞ。
教育の世界でもJobsやAppleは大きな流れをつくったと思います。
PCで学習するという環境は90年前半のハイパーカード、その後のマルチメディアコンテンツの再生という意味でMacintoshが先鞭をつけたように思います。
また学校教育現場へのMac導入にもAppleはかなり積極的に取り組んでいました。そのため長らく教育用=Macという図式ができあがってました。
そして、去年リリースされたiPad、これを教育で活用しようという動きは今なお積極的で、iPadに限らず、様々な端末で教育への活用が行われています。これはJobsがいなければ起こりえなかった流れだと思います。
そんな偉大なJobsが5日に死去しました。
Apple社員はもちろん、Appleユーザ(一部に林檎信者ともいいますが)、その他多くの方に悲しみとぽっかりと穴が開いたような喪失感を与えてます。
一企業の創業者でここまで惜しまれるというのは、そうそうあることではないと思います。
個人的な話題をさせていただくのをお許しいただくとして、このJobsの死去に触れ、私は非常にショックを感じております。
癌、臓器移植、その後の体調不良、先日のCEO辞任など、昨今のJobsを取り巻くニュースからすると、そう良くないとは分かっていましたし、いずれはと思ってましたが、いざその訃報に接すると、とてつもない衝撃と悲しさでした。
これは、私にとって、高校時代にジャズのトランペッター、Miles Davisが死去したときと同じぐらい衝撃的です。
Milesもジャズに様々な革新を起こした人でした。ハードバップ、クールジャズ、モード、フュージョン、エレクトリックなど、新たな境地を開拓し続けた人でした。
Milesは数多くのミュージシャンと競演し、彼と競演した人たちの中からはその後のジャズジャイアントになるような人物もたくさん輩出しました。ジャズのうねりの中心にいるような人物でした。
私は彼のミュートのトランペットが大好きで、高校時代は彼のレコードを聴き倒し、トランペットを練習してコピーしたりしていました。私にとって、彼はヒーローだったのです。
そんなMilesが亡くなったとき、私はすごくショックで悲しかったのです。
ああ、これでジャズはおしまいだ、とさえ思いました。
Jobsの死、これも私にとってはMilesの死のようにとても大きい悲しみと喪失感を味わってます。
ただ、これは終わりではない。
彼の成し遂げたこと、彼から貰った多くのことをわれわれは理解し、
一歩一歩、未来へ歩みを進めるべきだろう。
最後に、One More Thing…..
Jobsの2005年のスタンフォード大学の卒業式のスピーチが残されています。
人生観やこれまで彼の成し遂げたこと、死の意識、自身の信念など、
普段のJobsからは聞くことのできない名スピーチです。
我々もJobs大学卒業ということで、このスピーチに耳を傾けようではありませんか。
ご冥福を心よりお祈りいたします。

eラーニング・ラボ秋葉原 オープン記念イベントにご参加、ありがとうございます

皆さん、こんにちは。ヒゲです。

先週末(9月29日、30日)に開催された”eラーニング・ラボ秋葉原 オープン記念イベント“には当初の目標を上回る方々にご来場いただきました。
おかげさまでとても活気あるイベントになりました。
この場を借りて御礼申し上げます。
また、SBI大学院様、デジタルハリウッド様にご登壇いただき、普段はなかなか聞けない実担当者の生の声をお聞かせいただきました。ご協力に感謝いたします。
私も一日4回、計8回のツアー(各実験教室の説明)と講演を1つ行わせていただきました。
いずれも大勢の皆様にご参加いただき、感謝しております。
なお、当日の講演の模様は、後日動画コンテンツとして公開予定です。
当日参加できなかった方、参加したけどもう一度お聞きになりたい方は是非ご利用くださいませ。
準備できましたらまたご案内差し上げます。
担当者の間でも「また是非やろう!」という話もあがっており、
年明けにでも第2弾をやろうかと画策しております。
どうぞ引き続きデジタル・ナレッジおよびeラーニング・ラボ秋葉原を
どうぞよろしくお願いいたします。