Yearly Archives: 2015

株式会社デジタル・ナレッジのサイト、リニューアルオープン(自己紹介つき)

先のBlogでも告知しましたが、弊社デジタル・ナレッジのサイトを全面リニューアル致しました。

新サイトはいま流行のレスポンシブ・デザインで構成しており、PCだけでなくスマホ・タブレットなど様々なデバイスで快適に閲覧いただけるかと思います。

株式会社デジタル・ナレッジのリニューアルサイトのイメージ

株式会社デジタル・ナレッジのリニューアルサイトのイメージ

これまで以上に内容を充実してお届けいたしますので、どうぞ定期的にチェックくださいませ。

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Tin Can APIのLRS “Mananda”の開発者サイト『マナビ開発者サイト』オープン

皆さん、こんにちは。ヒゲです。

さて3月に入り、東京では吹く風が厳冬のツンツンした厳しさとは違い、やや柔らかく膨らんだ丸みを感じます。
とはいえ油断をするとぐっと冷え込んだりしますので服装選びが難しいところです。三寒四温といいますが、まさに今その言葉がぴったりな感じです。ただ確実に春の足音は聞こえてきています。

とはいえ、一部地方では記録的な豪雪とのことですので、どうぞお気をつけください。
さて、今回は『マナビ開発者サイト』オープンのお知らせです。
弊社ではTin Can API(あるいはExperience API)に準拠したLRSであるManandaをリリースし、多くの方にご利用いただいておりますが、このたび、このManandaを一般の開発者の方が利用できる開発ツール/APIを公開しました。
この「マナビ」とは学習者の経験・行動についての情報を収集する仕組みのことをいいます。
たとえばある学習アプリにこのAPIを利用してManandaで学習履歴を管理する場合、この学習アプリに組み込んだ学習履歴収集機能を「マナビ」と呼んでます。
Manandaを説明するときに「プローブ」(probe)という概念で説明することがありますが、「プローブ」と同一です。
「マナビ」を開発者の方それぞれが自身のアプリケーションに組み込んでご活用できますよ、というのが今回の趣旨です。

■誰むけ?
  • 自社の学習アプリケーション/LMSを一括管理したいデベロッパーの方
  • Tin Can APIに興味をお持ちの方、研究したい方
  *内容がテクニカルなものですので、開発者の方推奨です。
■何ができる?
  • マナビの機能を持つアプリケーション(マナビ・アプリケーション)を自由に開発し、履歴をManandaに登録できます。
  • Tin Can API(Experience API)のステートメントを実際に試すことができます。
■利用するには?
この開発サイトでは、この開発ツールについてだけでなく、Tin Can APIそのものについても詳しく説明しております。
今後も最新情報やTipsなどを掲載していく予定です。ご興味のある方は是非ご一読いただき、よろしければご活用ください。
こちらからどうぞ!
ご不明点、ご質問などございましたら、メールにてお問い合わせください。
皆様のご活用をお待ちしております。
■関連情報■

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WMV(Windows Media Video)の黄昏/ WMV移行をお考えの方は是非

こんにちは。皆さん、ヒゲです。

昨日は西日本で春一番が吹きましたし、早咲きで有名な伊豆の河津桜もそろそろ見頃を迎えるそうですし、そろそろ春の便りが届きはじめる頃になってきました。今日の東京地方の気候も穏やかで暖かく、春先を思わせる気候です。(花粉症の方には申し訳ありませんが)春の訪れが待ち遠しいです。
 
 
この週末、会社の保健組合の保養所(TJK箱根の森)に行ってきました。ここは保健組合運営なのでとても安く宿泊できるのですが、設備が保健組合の設備にしては実にモダン綺麗で、バブルか!?という感じなのです。なにせ人気なので応募しても年に数回当たるかどうかという感じではあるのですが。
芦ノ湖
箱根は山間部ですので雪が心配だったのですが、事前情報だと道路には雪は残っておらず、朝晩の冷え込んだ時間帯じゃなければ大丈夫とのことで、サマータイヤを履いたクルマで行って来ました。
まだ薄暗い時間に出発し、箱根に着くと氷点下表示、道路脇には残雪があったり木々の間には雪が残っていたものの、事前の案内通り道路に雪はなく、ややおっかなびっくり運転しましたが、スリップもせずスムーズに移動できました。まだ朝で人の気配のない芦ノ湖畔を歩くと、まあ寒いこと寒いこと。東京とは比べものにならない寒さがガツンと来て、それはそれで心地よかったです。
まだ本格シーズンではなくのでそこそこすいていてスムーズでした。翌日曜日の冷え込みはそうでもなく、心配していた雨もぱらぱらと小降りで助かりました。子供たちと寄木細工の体験をしたり、陶芸をやったり、箱根恒例の大涌谷の黒玉子を食べたりと箱根の休日を満喫しました。
黒玉子
近頃、大涌谷の黒玉子は大人気で、日本人だけでなく、中国系の人も多くなってきました。大涌谷に至る駐車場も長蛇の列で、1時間待ちもざらです。この日も土曜日のお昼前に出かけるとすでに長蛇の列で1時間以上かかりそうな気配だったので引き返し、翌日、開門のちょっと後に出かけ、スムーズに駐車場にたどり着きました。以前はこんなには混まなかったように思いますが。
この黒玉子、大涌谷の玉子茶屋で売っています。入り口から数百メートル登っていくと、ごぼごぼと源泉の湧き出る池があり、そこで玉子が茹でられています。右の写真の通り真っ黒ですが、中も味もいたって普通のゆで卵です。それがこの場で食べると美味しい気がするのです。サイトには「普通の玉子よりうまみ成分が20%多い」と書かれてますが、真偽のほどはわかりません(笑)
どうして黒いのかというと、この黒は硫化鉄によるものなのです。玉子の殻はでこぼこで穴が開いてます。ここに温泉由来の鉄分が付着し、硫化水素が反応して硫化鉄になるというわけです。となりの学生さんが「カルシウムが結合したんじゃない?」と言ってましたが残念、硫化鉄です。
5個いり税込500円也、1つ食べると7年長生きするそうで、上の娘は2つ食べたのでこの週末で14年長生きできるようになったことになります。(たぶん)
皆様も箱根にお越しの際はぜひ。もしクルマでの移動でしたら、大涌谷にはできるだけ早く行かれることをお勧めします。
 
 
閑話休題。
 
さて、今日はWMV(Windows Media Video)の話です。
数年前、まだスマホがここまでポピュラーになる以前は、eラーニングで利用される動画のフォーマットは、おおよそ2種類ありました。AdobeのFlashとWindows Media Video、通称WMVです。
スマホ以降、AppleがiOSでFlashの搭載を見送りましたし、Androidも4.1以降は正式サポートをしていないことからFlashは低迷しましたが、WMVもスマホでは再生できないので、そもそもマルチデバイス環境で取り扱うには無理があります。
そうした中でもeラーニングでWMVを使う動きは結構多く残っています。
理由としては下記2点が考えられると思います。
    1. そもそも過去からeラーニング講座を運用しており、過去のアーカイブがWMVであり、それを入れ替えることなく継続して使い続けている。
    2. 資格系などの効率を求めるeラーニングでは、1.5?2倍程度の速さで再生する「速聴機能」(倍速再生)が求められており、WMVは標準で倍速再生に対応しているため組み込みやすい。これをスマホなどの他のデバイスで展開しようと思っても、他フォーマットでは現時点では通常に実現できない。
おそらくはこの1もしくは2いずれかの理由から、今なおeラーニングではWMVは使われているのだと思います。
そういうわけでWMVのサービスは今なお細々と続いてはいるのですが・・・
ところが、ここにきて阻害要因が生まれてきています。配信側の配信業者が、だんだんとWMVから撤退しているのです。
むしろ日本はWMVを多用する国のようで、他の国ではほとんど使われていないようです。そういうわけで、コストのかかるWMV配信をやめようという世界規模のコンテンツ配信業者さんが出てきております。日本のストリーミングサーバ業者さんもこの流れに従い、だんだんとWMVのサービスを縮小する傾向にあるようです。
 
これ、ユーザとしては結構困ると思うのです。これまでのWMVの資産が配信できないわ、デバイスが対応してないわ、結果資産価値がなくなるわで、踏んだり蹴ったりです。
この観点で動画に対するニーズをまとめるとこんな感じなんじゃないでしょうか?
    1. マルチデバイス(Windows PC/ Mac / iOS(iPhone/iPad) / Android)に対して配信したい。
    2. 資格系のコンテンツなどを短時間で効率的に勉強するために「速聴機能」(倍速再生)を搭載して提供したい。
    3. 社外秘のコンテンツや有償コンテンツがあるので、誰からでもフリーに見られてはならない。
    4. 大規模配信に対応できるようなインフラでないと困る。
これらニーズを全てカバーするのって、至極当たり前なご要望ながら、実は結構難しいのです。
弊社も数年前から検討・調査をはじめ、ようやく実用に耐えることのできるものが準備できました。
WMVではなくmpeg-4を利用し、Akamaiのインフラを利用しつつこれらニーズを実現しております。すでに大型のお客様で実装済、提供を開始しております。
ただいま商品化を進めておりますが、先行して個別にご案内もしております。
このようなお悩みの方いらっしゃいましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。まずは個別にデモやご説明させていただきます。
是非一度デモだけでもご覧いただき、「なるほど」と効果を実感ください。

ICT CONNECT 21|みらいのまなび共創会議

みなさん、こんにちは。ヒゲです。

本日2月3日は節分、豆まき/恵方巻きの日です。
我が家では一足先に、昨日豆まきを行いました。
もちろんパパが鬼の役でして・・・
節分の鬼
こんな感じで「がおー」とやってきて、子供達に豆を撒かれ退散した次第です。
顔が大きすぎて お面がちいさすぎてはみ出てますが)
今が寒さのピーク、底を打った状態で、明日は立春、だんだんと気温が上がってくることを期待しております。
さてさて、昨日2月2日に、ICT CONNECT 21|みらいのまなび共創会議の設立会が開催されました。
ICT CONNECTロゴ
ICT CONNECT 21は、産・官・学が集結し、日本の情報教育化を広めていくために、ビジョンを共有し、技術の標準化を行うことで、相互運用性を高めると共に、各ベンダーごとの健全な競争環境を形成していくという推進団体です。
教育情報化系の主要団体、キャリアや大手教育企業が発起人となり、文科省・総務省や教員や大学教授などのアドバイザリーボードとも連携しながら進めていくことになります。昨日の設立会にも西銘恒三郎総務副大臣、赤池誠章文部科学大臣政務官といったご来賓の方もおみえになり、教育企業からもベネッセの原田社長、学研の宮原社長といった大御所の方々が出席なさっておりました。
2020年に学校教育現場へのひとり1台のタブレット支給が決まっており、これを目指して各社が様々なデバイスやソリューションを展開していくことになるでしょう。その中で、独自規格のものが広まると調達も大変ですし、コンテンツやサービスの相互運用も行えなくなります。各校でこれらICT機器の取り扱いや活用も千差万別、うまくいっている学校とそうでない学校にわかれることになるかもしれません。
これらの課題に対応するのがICT CONNECTの役割で、具体的には各委員会やワーキンググループが推進していくものと思われます。
ビジョン委員会ではまずは教育・学習環境のありかたやこの教育ICT業界のエコシステムについてビジョンを提案し、技術標準化WGにて内外の規格を整理した上で日本での標準化を進め先々のISOなどの国際標準規格も目指し、普及推進WGにてこれら標準規格の普及とプラットフォームの利用の推進を行うという組織で進めて行く模様です。
会長に就任した、JAPET&CECの会長で白鴎大学教授の赤堀侃司さんが「オールジャパン」という発言をなさり、そういう観点もあるなぁと思い、改めて発起人や各WG、アドバイザリーボードの方々のお名前を見て、なるほど、たしかにと思った次第です。
これまでばらばらで動いていた省庁、業界団体、教育企業、メーカーがこうして一堂に会して推進していくと、物事が現実的に進んでいきそうな感じもしております。今後の活動に要注目です。
当日の模様は日本経済新聞社さんの記事に詳しく載ってますので、そちらをご参照ください。
弊社は、ICT CONNECT 21事務局に専任のスタッフ(弊社執行役員)を派遣していることもあるのですが、今後もeラーニング/Edtech系として協力していく所存です。
そして、昨日の設立発表会には弊社代表のはが弘明もeラーニングアワードフォーラム運営事務局理事長として出席しました。
ICT CONNECT 21 はが弘明
こんな感じで紹介いただき、本人は・・・
ICT CONNECT 21 はが弘明
上の写真の左端、大御所たちと同じステージに立ち、緊張ピーク!の模様でした(笑)