風邪も治り、健康診断前だというのに食欲マシマシで危機感を感じているトレパ室長・岡田です。
先週末は大阪出張でして…やっぱり粉もん(お好み焼きとかたこ焼きとか)を大量摂取してしまいますね。
さて、先日、家の近くにあるうどん屋さんで、貴重な(?)体験をしました。
(私)「きつねうどん、お願いします」
(店員さん)「はい!熱いので、いいよね?」
(私)「(冷たいきつねうどんって東京ではよく食べるのだろうか?)はい。熱いのを。」
で、出てきたのが、「ぶっかけうどん(熱)」。
Σw(゚д゚* )w
…一瞬、何が起こったかわかりませんでした。
(私)「あの…きつねうどんって、言ったつもりなんですが…」
結局、ぶっかけうどんでもそのまま食べるからという私の提案を半分笑いながら謝絶して、きつねうどんを作ってくれた店員さん。日本人同士でも、こんなミスコミュニケーションが起きるんですね!
さてさて、ここからが本題!
ミスコミュニケーションというのは、発話者の意図と受信者の意図がズレることを言いますが、これって、「伝わっていないな」ということが分かるためには何らかのトラブルやイベントが必要なんだと思います。
むしろ、本当にこれから求められるコミュニケーション力って、このようなミスコミュニケーションが起こった時に、正常な状態・理想的な状態に修正する根気の良さや柔軟さの上に成り立つのではないかと思っています。
そういう修正力・柔軟さがあるからこそ、最初からトラブルが起こらないように先回りして課題を取り除くことができて、コミュニケーションが円滑にいくのでしょうね。
私は、『トレパ』という「英語4技能対応授業」実現AIツールを世に広めようとしています。日本では特にスピーキングのトレーニングが不足していると考えており、スピーキングのアウトプット機会をつくることが目的です。
そのトレパを使っていただいた高校の先生が面白いことを言っていました。仮にB先生とお呼びします。このB先生は同僚のA先生にトレパを紹介されて使ってみた、とのこと。
その方は、トレパに向かって「I live in Chiba.」と言いました。すると、どうしてもChibaの部分が認識されない。
そこで、A先生に『トレパの認識率、どうにかならないかね』と言ったところ、A先生が
『当り前じゃないですか!千葉って、英語の辞書に載ってますか?』と答えたとのこと。
そうなんですよね。私たち日本人は、Chibaと聞いたら「千葉」という地名だということが分かるし、もしかしたら「千葉」という名字の人かと思います。しかし、日本のことを知らない方なら、Chibaという音が何を指し示すのか分かりません。
そのことに気付いたB先生は目からうろこが落ちた思いをしたそうです。
そうか!トレパの反応は、日本のことを知らないネイティブスピーカーの反応に似ているのではないか!?
B先生は言いました。
だから、私はこの「I live in Chiba.」を生徒にさせてみようかと思って。「あれ?うまくいかない」という体験をさせたうえで、「じゃあ、なぜそのミスコミュニケーションが起こるのだろう?」と考えさせて、文化やボキャブラリーなどの違いというものを考えさせるのが異文化コミュニケーションとしての英語教育に必要なのではないだろうか。
トレパは、生徒に歩み寄るものではなく、なるべくネイティブスピーカーの立ち位置を保持するようにしてほしい。
日本にいて、当たり前と思ってしまっていることを、海外の文化や言語やルールから見つめなおすことは非常に重要な学びだと思います。そのためには、やはりネイティブスピーカーに近い学びの「ストライクゾーン」(詳しくはhttps://www.digital-knowledge.co.jp/blog/archives/3172/を参照ください)が必要で、「伝わった/伝わらなかった」という何らかの反応がないと学びが深まらないのではないかと思います。
深い学びのためのトレパ活用。どんどん増えていってほしいですね。
ちなみに、冒頭のうどんネタに戻りますと、東京に引越してきて困ったことの一つに、「たぬきそば」があります。
関西人としては、「たぬきそば」って、お揚げが乗ったそばのことなのですが、東京では天かすが乗ったそばのことを言うのですね!(何度も注文間違えました。。。)
このあたりは、私は専門外なので、こちらのサイトをご参考ください。https://style.nikkei.com/article/DGXNASJB21049_S3A220C1AA2P00
■関連情報
①トレパ公式サイト(トライアルも申込ができます。) https://torepa.jp/
④トレパFacebookページ https://www.facebook.com/torepa.jp/