前回の記事では、弊社の創業期から弊社の主力商品であるeラーニングシステム”KnowledgeDeliver”の誕生前夜までの話を紹介しました。このようにプロダクトを系統だててまとめたことはなく、過去を体系的に振り返ることで私自身も気づきがありました。
さて、過去への視点から未来への視点へと話を進めましょう。今回は先月末にリリースしたKnowledgeDeliver 7について、その誕生の経緯や考えていることをお話し致します。
Continue reading前回の記事では、弊社の創業期から弊社の主力商品であるeラーニングシステム”KnowledgeDeliver”の誕生前夜までの話を紹介しました。このようにプロダクトを系統だててまとめたことはなく、過去を体系的に振り返ることで私自身も気づきがありました。
さて、過去への視点から未来への視点へと話を進めましょう。今回は先月末にリリースしたKnowledgeDeliver 7について、その誕生の経緯や考えていることをお話し致します。
Continue reading以前より予告はしておりましたが、2022年11月30日に弊社LMSのKnowledgeDeliverのメジャーバージョンアップ版であるKnowledgeDeliver 7をリリースしました。今回はKnowledgeDeliver7のリリースを記念して、弊社の主力商品KnowledgeDeliverの誕生前夜のお話をご紹介します。弊社の目を通して見た、eラーニングの黎明期の歴史とも言えるかもしれません。
当初はKD7について語ろうと思って書き出したのですが、12月20日の弊社の創立記念日に近いこともあっていろいろなことを思い出し、前フリの歴史が思いの外長くなっちゃったので、こちらだけ切り出して先行公開します。KD7について(本来はそっちをちゃんと説明したいのですが)は後日改めて紹介いたします。(2022/12/23追記:こちらでKD7の設計思想について紹介しました)
Continue readingこのブログを書いているのは2022年11月2日ですが、昨日から開催されているオンラインラーニングフォーラム2022の初日のイベントとして、「キーパーソンサミット」に登壇し、その時のディスカッションのメインテーマが「リスキリング」であり、リスキリングについて思うこと、そのディスカッションを通して感じたことをまとめてみたいと思います。
Continue readingみなさん、お久しぶりです。なんだかんだで久しぶりの更新です。
コロナも落ち着きつつあるものの、依然予断を許さない状況が続いています。弊社は6月6日現在、在宅率40%で運用しており、つまり週5日あるうちの3日間出社して、2日間在宅というような働き方をしています。これまでは、ほぼ全員在宅の100%で運用していた時期や80%、60%で運用していたこともあり、閑散としていたオフィスにもようやく人が少しずつ戻ってきました。また秋葉原本社のオフィスフロアは、時代と逆行しているのかもしれませんが、コロナ以前より増床しており、若干ゆとりを持って席を配置しているので、人の密集度は低めです。
学びのシーンでも、人が集う形態が大きく変わりました。これまでのメインストリームであった集合研修(=リアル/オフライン)だけでなく、オンラインがコロナであっても学びを止めないメソッドで、実際に教育で利用してみると、その有用性が認知され広がってきました。ただ最近はオンライン、オフラインどちらかという二項対立ではなく、コロナ禍で増えた併用する運用スタイル:ハイフレックスが広がっているのを感じます。
ハイフレックスとは、オンラインとオフラインの受講スタイルを受講者が選択でき、先生は目の前のオフラインの受講者だけでなく、カメラ越しのオンラインの受講者にも学習を届けるというスタイルです。コロナで学校や教育機関、企業などでの学びの場として集合研修の開催が難しい中、ハイフレックスの考え方が急速に広がりました。受講者が都合や嗜好性により授業のスタイルを選べるのは、なかなか便利です。
オンラインの利便性を受講者が体感したこともあり、このパンドラの箱はそうそう閉まらないと予想され、ポストコロナ時代でも再び集合研修がメインストリームに戻るのではなく、学びの主流としてハイフレックスが一定数残るのではないか? と思っております。
オフィスでの働き方も、教育現場での学び方も、オンラインとオフラインを選択できるハイフレックスの時代に来たなぁというのが個人的な感想、感じるスキームの変化です。
一方、最近の私の私生活の変化は、ジャムセッションのステージに初めて立ったことでしょうか。
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、私の趣味はジャズで、聴くだけでなく演奏することも好きで、もっぱらトランペットを吹いています。と言っても、子供の頃ブラスバンドに在籍していましたとか、学生時代ジャズ研にいましたとか、社会人バンドに参加してますというのではなく、誰にも習ったことないけど、なんとなくトランペットが吹けるので、ここ5、6年ほどはジャズを練習しようと、毎日のように一人でトランペットを吹いています。全くの独学です。
誰にも習ったことがなく、誰かと演奏した経験もなく、ただ一人でプップーと毎日のようにトランペットを吹いているのですが、最近のテクノロジは進化していて、(ちょっとした課金の必要はあるものの)iReal Proというスマホのアプリでほとんどのジャズの定番曲の伴奏をしてくれます。おまけに単なる再生ではなく、キーを変えたりテンポを変えたり演奏スタイルを変えたり、好みの形で伴奏してくれるのです。
練習の際にスマホを取り出してiReal Proを起動すると、割とナチュラルな伴奏が流れてくるので、この伴奏に合わせて演奏すると、楽チンで練習できるので重宝しています。
iReal Proを使うと、私が吹いている例ですが、こんなふうに演奏できます↓
この曲はMy Funny Valentineという曲で、今年の2月13日に翌日に控えたバレンタインデーに合わせて演奏しました。ちなみにジャズの帝王ことマイルス・デイビスのCookin’というアルバムの一曲目に収録されている演奏が僕が一番好きなテイクです。上記の私の演奏でもこのマイルスの演奏をちょっと意識してますので、興味がある方は原曲も聴いてみてください。
さて、そうやって日々ジャズトランペットを練習しているものの、誰にも習ったこともなく、(iReal Proの伴奏以外で)誰かと合わせて演奏したこともないので、実際にやるとどんな感じだろう?という思いが常にあります。ジャズではジャムセッションと言って、各自が楽器を持ち寄り好きに演奏するというのをやるのですが、ここに初心者が参加するのは、それはそれはハードルが高いのです。参加してみたいけど怖いなぁ、どうしようかなと思っていたら、これまでジャムセッションに参加したことのない人でも参加できますよーという敷居が低くて間口の広そうな初心者向けのジャムセッションを見つけたので、それならばと、勇気を振り絞って参加してきました。
さて当日会場に着くと参加者は10名弱で過半数はサックスで年齢層は高め、仕事をリタイアされた方が多い印象でした。まずはじめにアイスブレイクとして周りの人と話して、その後、全体で自己紹介をしたのですが、「初めて参加します」とか「昔やってたけど忘れた」とか「全然自信ありません」とか初心者っぷりをアピールされる方が多かったものの、蓋を開けると皆さん結構やられている方ばかりで、いやー、みなさんとても上手。私のポジションは下の中というところでしたでしょうか。それなのに並び順でトランペットなのでアドリブソロは常に私から開始。指導いただいた先生のマスク越しの鋭い目線にたじろぎ、えっ? いきなり? 練習なしに、やれって?? と、!!とも??ともつかない戸惑いを押しやってなんとか演奏しました。緊張のあまり足が震えるという体験を久しぶりに味わいました。後になって思えば、それはそれで良い経験でしたが、その時はとにかく本番の演奏で緊張しました。
ちなみにこの緊張を腕にはめていたApple Watchは見逃さず、「心拍数上がりすぎてるけど大丈夫?」と何度もぶるぶると振動して警告を発してました。(Apple Watchすごい!)
ええ、大丈夫でしたが、とにかくかなり緊張しました。まあ良い経験になりました。翌月もう一度参加しましたが、これからも機会を見つけて参加しようと思います。
さて、という長い前置きでしたが、ここからがもう一つの本番生放送の報告、5月23日にラジオに出演してきました。
今から15年ほど前、ソフトバンクさんがオンライン通信制の大学、サイバー大学さんを立ち上げる際に、弊社が手がけた八洲学園大学さんの立ち上げと運用の実績を買われてプロジェクトに参加しておりました。この時のソフトバンクさんの担当の方が大野泰敬さんという方で、大野さんとは当時ご一緒に猛烈に仕事をしたなぁという思い出があります。まあ戦友のようなものです。
その後大野さんはCCCグループやソフトバンクさんでも大活躍なさってご自身の会社、株式会社スペックホルダーさんを興されましたが、ラジオ番組のメインパーソナリティも務められております。Facebookでは繋がっていたのですが、その間リアルにお会いしたことはなかったのです。それが4月の中旬に、Facebookのメッセンジャーでラジオに出演しないかとお誘いいただき、今回の機会をいただくことになりました。
出演したのはラジオNIKKEI第一で毎週月曜日20:20-20:50放送されている「ソウミラ」(相対的未来情報発信番組)という番組でした。出演が決まって何回か番組を視聴させていただきましたが、その時々の時流にあったニュースや情報を伝えるだけでなく、その背景や世の中の動きまでも示唆する面白い番組でした。その中で毎週ゲストが登壇し、ビジネスや市場や事業について語るというコーナーがあり、そちらに私も出演しました。
私が出演したのは5月23日の放送で生放送でした。番組のアーカイブおよび番組終了後のアフタートークは下記のYouTubeからもご覧いただけます。eラーニング市場や弊社デジタル・ナレッジのビジネス、コロナにおける影響などについてお話ししてきました。よろしければ下記ご覧ください。
(私の登場は18:45ごろですが、その前の番組本編の内容もCNBC Disruptor 50など、かなり面白いので、ぜひ)
ちなみに番組の事前の打ち合わせは、一度大野さんとZoomでミーティングしただけで、本番前もきっちりとやったというより雑談ベースの話をしている中で方向性を見定めていただいたような感じでした。パーソナリティーの大野さんや日本能率協会の菊池さん、そしてキャスターの榎戸さんの現場対応力でなんとか引き出してもらった感じがあります。
こちらがあらかじめ用意したものを予定調和で読み上げるのではなく、色々と引き出してもらったような感覚がありました。生放送だから、ラジオだから成立したコンテンツだなとも思います。そのおかげで弊社のことやeラーニング市場について、コンパクトに整理して伝えられているかなと思います。いやーラジオってすごいなぁと思いました。
ラジオという媒体はテレビ以前のオールドスクールなメディアだと思われがちですが、私自身の試聴体験を振り返ると、学生時代はFMラジオをかけながら勉強していましたし、弊社の創業の頃は社内でずっとJ-WAVEをかけてましたし、今でも車を運転する際にはJ-WAVEを流したりしています。また厳密にはラジオではありませんが、Podcastでラジオ番組のアーカイブを出勤途中に聞くこともあります。
ラジオだと別のことをしながらの「ながら聞き」ができますし、テレビだとさらっと流すところをラジオだと深掘りして紹介してくれるので情報密度も詰まっていて、いいメディアだなと改めて思いました。こういう耳からのメディアというのもアリだなと思いました。
ちなみに、番組の中で私のルックスと声が歌手みたいだというのを受けて、番組終了後の出演者の集合写真ではこんなことになりました。
なお、ラジオ出演の際にもApple Watchをつけていましたが、心拍数上昇のアラートも上がらず、平穏そのものでした(笑)